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竜頭の滝のミツバツツジ '19 [花風景]

竜頭の滝とミツバツツジとのコラボを撮れる時期がやってきた。
今年は滝の水量が多いので、豪快な写真が撮れる。
ミツバツツジは竜頭の滝で撮るのが一番である。


1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ1-2b.jpg
1. 午前5時前、滝に霧がかかっている。
すでに、10人を上回るカメラマンたちが来ていた。
右端の建造物は、竜頭茶屋。滝の展望台である。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ1-4b.jpg
2. 縦長の大きな画像にしてみた。ミツバツツジは最盛期と言えた。
この流れは滝の下流。間もなく中禅寺湖に注ぎこむ。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ1-5b.jpg
3. 橋の上から見下ろすショットが良い。
毎年きれいな花を咲かせてくれているが、かなりご高齢のはずである。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ2-4b.jpg
4. 欄干の下から滝壺を覗きこむショット。
やや霧がかかっているが、間もなく晴れる。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ3-1b.jpg
5. 落ち着きなく、同じところをぐるぐる回りながら撮っている。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ4-2b.jpg
6. 画像1.に近い構図である。
正確な名称は、トウゴクミツバツツジである。
地元の人は、これをムラサキヤシオと呼んだりしているが、それは間違いである。
このツツジはミツバであり、ヤシオツツジは五つ葉なのだ。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ4-6b.jpg
7. 急流を背景にすると、動的な画像になる。撮影時間を0,3秒に伸ばしている。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ5-4b.jpg
8. 茶屋の展望台から撮った。向かって左の滝である。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ5-7b.jpg
9. 右の滝である。
滝のまん前に1本の細い枝が伸びている。モミジの枝である。

10月にはこの枝先に、雪洞のような赤い葉っぱの球形が出来る。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ5-8b.jpg
10. 滝の上流に移動する。波を静止させて撮る。

いい味を出せないまま10年近くが経っている。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ5-9b.jpg
11. お日様が邪魔を始めた。まだ5時半である。
花の輝きに派手さが加わるので、私は好きではない。
これを嫌うカメラマンが、午前4時ころから集うのである。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ6-2b.jpg
12. これも朝日が邪魔をしている。

早くに来られなかったのだから、すべてnikkinのせいである。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ7-2b.jpg
13. ところどころでシロヤシオも満開となっていいる。アカヤシオはもう通り過ぎてしまった。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ7-4b.jpg
14. 欄干の下からのぞくショットにも朝日が顔を出す。
やはり無い方が良い。

1,6,1 竜頭の滝のミツバツツジ7-6b.jpg
15. 朝日はあっという間に広がる。花を明るく照らし過ぎるので、遠くの滝が目立たなくなっている。
めったに来られない場所なので、行った時の条件を甘受する。
かなりいいものが撮れたのだから…。







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いろは坂の桜 プリマドンナの誕生 [花風景]

いろは坂の、いや、奥日光の桜はすべてオオヤマザクラである。
日本で一番人気のソメイヨシノは奥日光には存在しない。
オオヤマザクラは、意図的に植えられたものと、自生したものとある。
サクランボが鳥などに運ばれてきて、山地で発芽したのが自生である。
ソメイヨシノはハイブリッド種であるので、サクランボが実らない。種がない。
誰かが意図的に苗を植えない限り、奥日光にはソメイヨシノが育たない。
奥日光にソメイヨシノを持ち込まないことが、暗黙の了解になっている。


1,5,4 いろは坂のオオヤマザクラ1-1b.jpg
1. 数少ない自生のオオヤマザクラは、集団を作る状態ではない。

個々の株がそれぞれに孤高を保っている。それぞれが美しい。

1,5,12 奥日光のオオヤマザクラ1-6b.jpg
2. 中禅寺湖バスターミナル外れにある2本の桜は、自生か植木か判別が難しいが、男体山とコラボの写真が撮れるので、人気が高い。

1,5,12 奥日光のオオヤマザクラ2-1b.jpg
3. 中禅寺湖畔のこの木も大木で、男体山とのコラボが撮れる。
オオヤマザクラはソメイヨシノよりも赤みが強く、遠くからでも目立つ。

1,5,12 奥日光のオオヤマザクラ2-3b.jpg
4. 湖畔に立つ各種各様の大木が、立木観音までの通路をにぎわしている。
開発の時に意図的に残された自生の大木ばかりである。
オオヤマザクラはこの1本だけである。

1,5,12 奥日光のオオヤマザクラ2-4b.jpg
5. いろは坂上の国道は、明らかに植樹と思われる桜のトンネルがある。
もう少し樹齢がかさむと、素晴らしいトンネルに育ちそうだ。
ソメイヨシノよりも赤さの濃いことがわかる。

1,5,5, いろは坂のオオヤマザクラ1-1b.jpg
6. この春、1本の若木のオオヤマザクラを見つけた。
第1いろは坂(下り専用)の終わりに近い、屏風岩の麓である。
去年までは単に見逃していたのか、今年大きく育って目立つようになったのか。
可憐な美しさが心に残った。一羽の鳥が落としたサクランボの種。感謝である。

1,5,5, いろは坂のオオヤマザクラ1-3b.jpg
7. 背景が暗いので、美しさが人目を引く。幹も細く、弱弱しい感じが、ほおっておけない気持ちを掻き立てる。これを運命の桜の誕生と言わずにいられない。
何歳だろう。片手くらいだろうか。

1,5,5, いろは坂のオオヤマザクラ1-5b.jpg
8.プリマドンナになるべく、スポットライトの真ん中に生まれて来たのだ。

 周辺に華のある木は無い。それにしてもか細く、楚々と咲くさまが良い。
 彼女は、年々美しさを増し、人々に喜びと感動を与え続けることだろう。
 「小田代原の貴婦人」に対して、「いろは坂の美少女」あるいは
 「いろは坂の岩割り桜」などと呼ばれるシンボルに育ちそうな予感がする。


1,5,5, いろは坂のオオヤマザクラ1-6b.jpg
9. 斜めに体を伸ばしきったサマが、日当たりの乏しさを暗示している。

不幸な星の下に生まれ、逆境に耐えて美と強さを勝ち取ったヒロインになる

定めも予想される。毎年5月、いろは坂を通る、大きな楽しみが生まれた。



1,5,5, いろは坂のオオヤマザクラ1-7b.jpg
10. このブログを機に、大勢の観光客の目を引いて、応援されて、
成長してゆく過程がとても楽しみである。

この秋80歳を迎えるnikkinには、彼女のプリマドンナ姿を見極める
可能性はほとんどゼロと言える。
貴婦人に代わる人気者にそだって、多くの観光客の声援にこたえるプリマドンナ
になることを切に祈るのみである。






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霧の中の美少女 [花風景]

奥日光のアカヤシオが咲くのは5月初旬から中旬。

奥日光が霧に埋まることも珍しくない時節である。

濃い霧の中に沈むアカヤシオの花。

nikkinが求めて止まないシャッターチャンスである。

霧の中の美少女。われながら言い得て妙。


過去一度だけ絶好のチャンスに巡り合わせた。

狂喜乱舞して撮りまくった。しかし悲しいかな、
出来上がった写真は暗すぎのオンパレードだった。
逆光の補正を誤ったのだ。
以来、霧の中の美女たちは私との出会いを拒否し続けた。

5月12日、巷から見上げる奥日光は深い霧に沈んでいた。
林先生、今でしょう。いつも運転してくれる妻は不在だった。
もうこれしかない。電車とバスで、おっとり刀で駆け付けた。
巷から見る深い霧も、近くからは薄い霧にすぎなかった。
それでも、霧の演出効果ははっきりと存在していた。
花見台のアカヤシオは満開の盛りだった。

1,5,12 霧の中の美少女1-3'b.jpg
1. 午後3時半ころから登り始めた。夕霞みも加勢してくれるかもしれない。
逸る心をおさえつつ、華厳渓谷脇の、ジグザグ道を登った。
急拠キオスクで買い求めたおにぎりを、登りながら食べた。
霧は、いつぞやの濃い霧には大差で劣ったが、、立派に仕事をしてくれた。
霧の中の美少女達のほぼ8割方は、nikkinに頬笑みを投げかけてくれた。

1,5,12 霧の中の美少女1-7'b.jpg
2. 5月4日の、ヒョウが降った日にもここに上り、やや早めかな、と思ったアカヤシオが、この日は文句のつけようのない満開だった。
その間隔はまるまる1週間。今年のアカヤシオは、花期が異常に長かった。

1,5,12 霧の中の美少女1-9'b.jpg
3. 空を背景にすると逆光は避けられず、強度の補正を必要とした。
それでも赤い花が黒ずんでしまうのが避けられない。
霧の中の美少女達が黒ずむのは、身を切られるほどに痛かった。

1,5,12 霧の中の美少女2-2'b.jpg
4. 空を入れるのは、最高でも画面の半分くらいに抑えようと思った。
背景の暗い、下半分の美少女達の笑顔がより輝いている。

1,5,12 霧の中の美少女2-3'b.jpg
5. 大勢いる美少女達もいいが、一人ぽっちの美少女も悪くない。

カメラマンだって1人だし…。 背景の暗さはちょうどよい。

1,5,12 霧の中の美少女2-4b.jpg
6. 舌の根も乾かぬうちの白い背景。
構図の魅力に負けたのだが、やはり笑顔の黒ずみは減点ものである。

1,5,12 霧の中の美少女2-6'b.jpg
7. 全景に暗い背景があるときとの比較が歴然としている。前画像のモデル少女にお詫びしたい。

1,5,12 霧の中の美少女2-7b.jpg
8. この茫洋たる美。
はちきれそうな美少女達の輝く笑顔。
典型的な「霧の中の美少女」の画像である。この1枚が疲れを吹き飛ばして…。

1,5,12 霧の中の美少女2-9b.jpg
9. 少々少女たちが混みあい過ぎて…。
贅沢は言えない。10年以上も待ちに待った美少女たちなのだから。

1,5,12 霧の中の美少女3-2'b.jpg
10. 美少女達に隙間がある。これが画像にゆとりと暖かみを加える…。

1,5,12 霧の中の美少女3-8'b.jpg
11. 高齢のツツジの木の枝の曲がりが独特である。
またも懲りずに、全背景を空にしてしまった。
美少女達の笑顔が黒ずんでいる。ごめんなさい、本当にごめん…。

1,5,12 霧の中の美少女4-1b.jpg
12. 一人ぽっちの昼下がり。でもいいの、nikkinさんに撮ってもらえたから。
わおッ。 と、年寄りをからかわないでくださいね。

1,5,12 霧の中の美少女4-6'b.jpg
13. 夕暮れの暗さが、じわりと押し寄せて来た。
まだまだ一緒に居たいけど、帰りのいろは坂が混むので、
そろそろサヨナラの時間だね。今日は本当に楽しかったよ。

1,5,12 霧の中の美少女5-5'b.jpg
14. 
夢に見た「霧の中の美少女」さん。
来年も会えるといいね。ありがとう。
君たちのことは、絶対に忘れはしないよ。

「霧深く美少女の笑む白昼夢」


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百年に一度のチャンス [花風景]

10連休で湧いたGWだったが、いろは坂ではヒョウが降った。
アカヤシオが散る前の、乾坤の輝きを見せていた場面と重なったため、
おそらく100年に一度以下の、奇蹟的な光景が見られた。

1,5,4 男体山と巨大夏雲1-2b.jpg
1. 戦場ヶ原で撮った男体山。
GWだというのに、早くも
猛烈な「なつ空」、いや夏雲だった。
何かが起こりそうだなという予感がした。


1,5,4 男体山と巨大夏雲1-5b.jpg
2. 中禅寺湖の上も同じ光景だった。いや増す予感…。
この数分後、いろは坂の上では、ヒョウが降り始めた。

1,5,4 いろは坂のヒョウ1-1b.jpg
3. 帰った方がよさそうだ、と思って坂をくだりはじめたら、坂の周辺はもうヒョウが終わった後だった。
画像右が舗装道路。今は川になっていた。排水口も見える。
画像左は降り積もったヒョウ。

1,5,4 いろは坂のヒョウ1-3b.jpg
4. 直径1cmほどのヒョウが融け始めていた。
直径が5mm未満をアラレ、以上をヒョウというらしい。

日本における記録では、バスケットボール大のヒョウもあったという。

1,5,4 いろは坂のヒョウ1-6b.jpg
5. 積もっている場所でこの程度だから、交通の妨げにはならない。

1,5,4 いろは坂のヒョウ2-1b.jpg
6. 車を降りて屏風岩を見やると…、
驚きの光景が見られた。
ヒョウと一緒の雨、そしてヒョウが融けた水分。
この総量が大量だったせいで、崖のあちこちに多数のミニ滝が出現していた。
暗い崖に白い滝、そしてピンクのアカヤシオ。
こんな絶景を画像に収められた人が過去に居ただろうか。
この崖と、大量のヒョウと、最盛期のアカヤシオと。

三者が同時に登場して初めて叶う絶景なのだ。

いろは坂に、常時人の通行があるようになって、百年は経っているのだろうか。
車が通れるようになったのは昭和30年ころ。カメラを持つ
人々が増えたのはここ20年くらいのことである。
nikkinがこの画像をゲットした時、一緒にカメラを構えた男性が一人いた。
われわれの後あるいは先にカメラを構えた人が何人いたか。
車で通っただけでは見落としたに違いない。


1,5,4 いろは坂のヒョウ1-8b.jpg
7. 前画像の左上に映っているアカヤシオを引き寄せて撮った。
花のすぐ後ろにミニ滝が流れ落ちている。300mmのレンズでこの程度である。
暗い背景が滝と花を引き立てている。
これまさに百年に一度の絶景と断じたが、異論はあるのかもしれない。

1,5,4 いろは坂のヒョウ2-3b.jpg
8. いろは坂から少し入った、大谷川の源流である。白いヒョウの名残が美しい。
大谷川源流の流れも、かなり増水していた。

1,5,4 いろは坂のヒョウ2-4b.jpg
9. この辺りのヒョウはほとんど融けてしまっていた。

1,5,4 ヒョウとアカヤシオ1-1'b.jpg
10. この花の根元には、もうヒョウは見られなかったが、前景として立派なヒョウを入れることができた。 


  「冥土への土産を残し春が去る」


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明智トンネル上のアカヤシオ [花風景]

不本意ながら、2か月近くブログを休んでしまった。
休んだ理由についてはあえて言及しない。
久しぶりに帰ってこられた喜びを感じつつ、

誠実にブログ投稿を続けてゆきたい

アカヤシオの美しい季節になった。今年のアカヤシオは、例年よりもやや遅いが、美しさは例年並みと思われる。

今年のアカヤシオ画像第1陣として、明智トンネル上からお送りしたい。
アカヤシオの花を前景にして、雪を頂く白根山系、男体山、そして豪快な華厳の滝などが共演してくれる。

1,5,5, 明智トンネル上からのアカヤシオ4-2b.jpg
1. 満開のアカヤシオの向こうに中禅寺温泉街、さらに遠景は雪を頂く白根山。
常緑の針葉樹以外には緑がまったく見られない中で、いきなりショッキングピンクの花が、これでもか、これでもかと咲き競う。のどかな春景色の中で、熱い競演が始まっている。

1,5,5, 明智トンネル上からのアカヤシオ1-1b.jpg
2. 遠景を遠方に押しやると、アカヤシオの額縁の中に前画像が収まる。
左手の尾根の向こう側に中禅寺湖が、そして画像の右下に(この画像では見えないが)華厳の滝が待機している。

1,5,5, 明智トンネル上からのアカヤシオ1-6b.jpg
3. 前画像のポイントから後方の斜面を数m登り、木々を透かして見ると華厳の滝が見える。滝と木の幹との区別が難しいが、慣れるとすぐにわかる。
滝に陽が当たっているのでやや煩わしい。滝が日陰に入ると、デジカメでは青色が強く出るので、画像としての色彩美が際立つのだが、自然の女神に逆らうわけにはゆかない。

1,5,5, 明智トンネル上からのアカヤシオ2-2b.jpg
4. アカヤシオの木が密に生えているので、滝が見えづらい。

枝の剪定が望ましいが、国立公園内では、枯れ枝を拾うことすら許されない。

1,5,5, 明智トンネル上からのアカヤシオ2-5b.jpg
5. たまたまこのように開けたシャッターポイントが見つかることもあるが、それはそれで花の少なさをかこつことにつながる。人間の欲望には際限がない。

1,5,5, 明智トンネル上からのアカヤシオ3-1b.jpg
6. こっちへ来い、こっちへ来いと、花に呼びかけたり、ポイントをを変えて花に滝に近づけたり、未練たっぷりな演出を試みるのである。


1,5,5, 明智トンネル上からのアカヤシオ3-2b.jpg
7. 花は、どんな無茶な要求にも無言を続ける。決して悪態をつくことは無い。
カメラと花の涙ぐましい努力をくみ取っていただけると、至福の思いである。

1,5,5, 明智トンネル上からのアカヤシオ4-1b.jpg
8. どうせ満足できる構図は見つけられないことを知りながら、あちらこちらへさまよい、最後は未練をたっぷりと残して去ることになる。

1,5,5, 明智トンネル上からのアカヤシオ3-6b.jpg
9. アカヤシオは10mを越える大木になるので、こんなに美しい男体山も撮ることができる。見るからに老いたツツジの枝ぶりも心に残る。

アカヤシオは栃木県の県花であり、日光地区に自生する。日光いろは坂のシンボルマークにもなっている。
県の条例で、自生地から他の場所へ移植することが禁じられている。しかし、条例ができる前に、大半の株が盗掘されてしまった。





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日光連山 春の雪化粧 [風景]

日光連山が春の雪化粧を見せている。
春の雪化粧と冬の雪化粧とはかなり違う。春の方が美しい。
同じ雪であり、天然任せの化粧方法でもあり、
違いのあるはずがない。
しかし、違うのである。見れば直ちにわかる。

29,1,28 連山5階1-1b.jpg
1. 29年1月28日 冬化粧である。
基礎知識のおさらいとして、左端が男体山、その右が大真名子山、その右に小さく見える頂が小真名子山、そしてその右に双子の山があり。双子山は、向かって左が女峯山、右が赤薙山である。
男体山は一家の主であり、女峯山の夫である。大小の真名子山は2人娘、赤薙山は女峯山の双子の妹。このほかに長男の太郎山が居るが、後方に立っているので、このアングルでは見えない。さらに日光白根山は、一家の大伯父とされていて、かなり後ろに立っている。日光白根山は関東以北の最高峰で約2600m。男体山と女峯山は約2500mある。

30,1,6連山大谷川2-1b.jpg
2. 30年1月6日 冬化粧である。
男体山を見ると、白い部分と黒い部分とがはっきりと分かれている。
この雪化粧は、いくら男でもおかしい。その理由を説明しよう。

30,1,6連山大谷川2-3b.jpg
3. 30年1月6日 冬化粧である。
同じ日に撮ったので、この画像で説明しよう。
男体山の白い部分、すなわち雪が積もっている部分は、何度も起こった崩落により、土がむき出しになっている部分である。黒い部分は、雑木林が残っている部分である。雑木林には雪が積もらない?

30,1,12連山5階1-1b.jpg
4. 30年1月12日 冬化粧である。
奥日光の真冬の雪はいわゆるパウダースノウ。サラサラ雪なので、
雑木林では、枝に積もることができない。すぐ地面に落ちて、地面で積もる。遠くからは積雪が枝に遮られて見えないので、黒っぽく見えるのである。

31,3,5 連山5階1-1b.jpg
5. 31年3月5日 春化粧である。
春の雪は水分が多く、枝に絡みつく。地面に落ちることが少ない。したがって雑木林の部分でも白く見える。画像4では全体が黒いのに、この画像では全体が白い。

31,3,5 連山5階1-3b.jpg
6
. 31年3月5日 春化粧である。
前画像は絞り優先モードの画像。こちらは風景モードの画像である。
大真名子山の白い色がまぶしい。女峯山でも、画像4と比べると、白色が圧倒している。

31,3,12.連山5階1-1b.jpg
7. 31年3月12日 春化粧である。
春の湿っぽい雪が降ったのだが、残念ながら雪の量が少なかった。
春はめったに雪にならないので、なおさら、降った時には美しい。

富士山などの高山では、きれいな雪が衣を敷いたように積もっている。
富士山には雑木林がないのか?そう、無いのである。
どんな山にも樹木限界線と呼ばれる線引きがなされており、その上側には高い木が生えない。ほぼ禿げ山に近い状態になるので、きれいな雪化粧が見られる。
日光連山では、樹木限界線が頂上に近く、禿げ山部分は数十メートルしかない。
富士山ではほぼ1000メートルが禿げ山状態なのである。






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中禅寺湖の夕焼けと杉花粉 [風景]

杉花粉の最高潮期が終わろうとしている。

3月2日は、名残を惜しむかのように、中禅寺湖の上に、濃い春霞がかかった。
春霞の正体はスギ花粉ではないか、という意見がかなり有力なのである。

奥日光には杉が育たない。だから、奥日光で見られる春霞は、杉花粉ではないという意見を、私自身が数年前に、このブログ内で書いたことがある。
しかし、強風で高く舞いがった花粉群が、奥日光でたむろしていてもちっともおかしくないことに気付いたのである。自身の前言の軽率さをお詫びし訂正させていただきたい。政治家でないnikkinにとって、前言の訂正はたやすいことである。

31,,3,2 中禅寺湖の夕焼け1-2b.jpg
1. この日の16:00ころ、歌が浜の1隅から撮った中禅寺湖対岸、すなわち千手が浜方面である。中央右手の奥には白根山系が撮れている。
その左側、千手が浜に続く辺りは春霞に妨げられて山系が見えない。
こんな春霞の夕日を撮った記憶がない。どんな夕焼け空になるのだろう。

とても楽しみだ。

31,,3,2 中禅寺湖の夕焼け1-4b.jpg
2. 夕日が山影に沈む直前。ひと固まりの山々の左端の、形のよい山は社山。
その山のかたまりのさらに右方は、白根山系に続く山並みである。
すなわち、前画像では、春霞に妨げられて見えなかった部分が見えている。
夕刻に近づいて、春霞が薄くなっている。
大切なのは夕日の形状である。ハレーションがやけに目立つ。まるで巨大線香花火である。これすべて杉花粉のせいである、と言ったら言い過ぎだろうか。

夕日とカメラの間に浮遊している物は、水蒸気か花粉かの2者択一だろう。
水蒸気ならば雨上がりに何度も見ているが、このような撮れ方の記憶はない。
水蒸気は水滴であるから、プリズム現象で光が屈折する。
花粉は個体なので光を直接反射する。それがこの巨大線香花火ではないだろうか。

31,,3,2 中禅寺湖の夕焼け1-5b.jpg
3. ここで基本的な基礎科学を説明する。赤い夕焼け空は、西空に雲があるから現れる。雲が無いと、
光線が青空を突き抜けて遠くに消えるので、夕焼けもない。
この日は雲がほとんどない夕空である。だから夕焼け空は出来ない。
そこでnikkinが期待をかけたのが春霞である。
春霞が薄い雲のように西空を覆ってくれたら、きれいな夕焼け空が撮れるか…。
ところがご覧のように、春霞は太陽の周りだけに明るい空間を作ったが、
あまり広がらない。すなわち春霞は光を吸収したのである。
前画像のキャプションで、nikkinは「花粉は個体なので光を反射する」と記した。
前言訂正が必要になった。花粉は光を反射もするが、吸収する方が多い。
花粉の春霞では、きれいな夕焼け空は見られない。

31,,3,2 中禅寺湖の夕焼け1-8b.jpg
4. 夕日が山に近づいても画像は変わらない。線香花火がより活発になったようである。

31,,3,2 中禅寺湖の夕焼け2-1b.jpg
5. 夕日の一部分が山影に入った。赤い日差しがカメラの足元の石ころを照らす。線香花火も続いている。
本画像と前画像では、春霞を美しく照らす光の範囲が大きくなったように見える。
あたりの暗さが増した分、弱い明かりも見えるようになったか?

31,,3,2 中禅寺湖の夕焼け2-3b.jpg
6. まるで白い月が西空にかかっているように見えるが、これもハレーションである。
夕日の周りに虹色の半円が見える。春霞の中の水蒸気が作りだしたのだろうか。

31,,3,2 中禅寺湖の夕焼け2-5b.jpg
7. この画像では画面背景に雲がないことがわかる。小さな雲たちが、ほんのご愛嬌のように飛んでいる。夕日が沈む直前である。

31,,3,2 中禅寺湖の夕焼け3-2b.jpg
8. グラデーションを描いて明るさが消えてゆく。
杉花粉ならではの画像と思われるが、勝手な思い込みかもしれない。
段々暗くなってゆく。

31,,3,2 中禅寺湖の夕焼け3-6b.jpg

9. 春霞の前では、赤い空間の広がりはかなり制限されている。
それはそれとして、きれいな夕焼けである。
春霞の夕焼け写真として、貴重な資料になってほしい気持が強い。


31,,3,2 中禅寺湖の夕焼け3-7'b.jpg

10. 不死鳥のような形の雲が左方に飛んでゆく。
ありがとうよ、不死鳥君。またどこかで会えるといいね。
今日は美しい画像が撮れて、nikkinも嬉しい。


31,,3,2 中禅寺湖の夕焼け3-9b.jpg
11. 少し雲が増えたのかもしれない。
♪ 夕焼け小焼けで日が暮れて 山のお寺の鐘が鳴る ♪

チコちゃん 「小焼け」ってなんだろうね。
5歳のチコちゃんは本当に物知りだから、教わりたいなあ。
でもねえ、チコちゃん。年上の岡村君を呼び捨てにしたり、
あの鬼のような顔で、目から火の玉を出して怒り狂うのは
やめた方がいいんじゃない…。
お嫁に行けなくなるかもよ。


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雪原の日の出 [風景]

2月10日、日光地区では約10cmの積雪があった。
大谷川河川敷に、朝一番に行くと、人間やペットの足跡のない雪原を堪能できる。

雪原に上るまばゆい日の出、日の出に照り映える積雪の表面、さらには金色から赤に変わってゆく池の水面、そして水に浮かぶカモたち。ご堪能いただきたい。

31,2,10雪原の日の出1-2b.jpg
1. 6:45 暗かった東の空の一角が急速に明るくなり始める。
間もなく日の出だ。しかし、東の空の雲たちを照らす光が無いのだろうか。
雲たちが赤くならないのは、異常と言える。
なぜだ。理由は奇にして
。解くことあたわず。

31,2,10雪原の日の出1-5b.jpg
2.雪面には、この瞬間限定の、美しいピンクのライトアップが放たれる。
上る朝日は木の幹の陰に隠される。強すぎる朝日の光は、

カメラにとって、お邪魔虫なのだ。

31,2,10雪原の日の出1-8b.jpg
3.この雪面上には、人はおろか、動物の足跡もない。
わが足跡を残さぬよう、カメラは遠回りして、画面下方からの登場である。
周辺には、わが息音以外に何もない。もちろん、寒さはまったく感じない。

31,2,10日の出とカモ1-1b.jpg
4.
東天の赤さがこの画像の命である。
河川敷の一角に小さな人工の池がある。
点在する鳥影は渡り鳥のカモ。
南へ渡る途中に、なぜかこの地で越冬する決断をした。
画面中央の大樹は、直前の3枚の画像の木である。


31,2,10日の出とカモ1-3b.jpg
5.東天の空には強いモヤがある。
このモヤが、東天の雲が赤く照らされない理由かもしれない。
東天は茨城県の上空。
日本で最も印象の薄い県、茨城。この美しい景色を演出し下さり痛み入ります。

31,2,10日の出とカモ1-5b.jpg
6.東天の赤色を画面からはずすと、こうなる。
水はかすかに金色を帯びている。この後の大化けを示唆するのだろうか。

待ち遠しい数分間だ。

31,2,10日の出とカモ1-6b.jpg
7.金色が強まった。間もなく地獄の釜の中のような光景が始まる。
静寂。カモたちの会話も止まった。息を殺してその瞬間を待つ。

31,2,10日の出とカモ1-8b.jpg
8.来たっ! 水が心地よく温まる。
♪ いい湯だなっ、湯気が天井からポトリと背中に… ♪
何? 天井とは何かって? いいの、いいの。

31,2,10日の出とカモ2-1b.jpg
9.どうだい、カモ君たち、暑すぎないか?

やけどする前に飛び立つんだよ。
nikkinさん ご心配ご無用です。ちょうどよい湯加減です。
手前の岸の照り返しも黄色に変わった。
ここに足跡が無いのが、大正解だ。

31,2,10日の出とカモ2-2b.jpg
10.こんな朝の池では通常、けあらしが立つのだが、
この朝はその気配もなかった。残念である。
自然界は摩訶不思議が満載。だから楽しいのである。

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11.また赤から金色に戻って、そろそろ日の出ショーの終わりである。
そろそろ隣接する車道が騒がしくなってきた。
この画面の激しい凹凸は、この朝できた足跡ではない。
前日の足跡が幾分残っている。この場所だけ積雪が少なかったようである。
これもご愛嬌。さあ、今日も一日楽しく働こう。





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冬のススキ ’19

冬のススキは奥ゆかしい。
今は自分の季節じゃないことをわきまえて、
控えめに立っている。
しかし、自分の出番がやってくると、誰に遠慮するでもなく、存分に輝く。
特に冬の日の出のススキは天下一品である。
これがあの控えめなススキの舞台化粧だろうか。
燃えるがごとく、発光するがごとく、万人を納得させる美しさを発揮する。

30,12,14 日の出のススキ1-3b.jpg
1. 暗闇を背景にして、穂にだけ光が当たる時、ススキは光のショーの主役になる。
右から朝日が照らしている。ススキたちは、主役の貫録も十分に、ただそこで光るだけで、主役の座を勝ち取っている。

30,12,19 冬のススキ1-2b.jpg
2. 暗闇を背景に出来ないことの方が多い。そんな時にも、ススキたちは自分たちの美を最大限まで発揮して、カメラマンに微笑みかける。

30,12,19 冬のススキ1-3b.jpg
3. ほぼ同じ構図であるが、背景を暗闇に近づけてあげる。背の低いnikkinにとっては、辛い作業である。

30,12,19 冬のススキ1-7b.jpg
4. 一帯の暗闇の中で、なぜかススキにだけ光が当たる。徳を積んだススキたちへのご褒美だろうか。

30,12,21 冬のススキ2-3b.jpg
5. 大谷川の流れの波がしらには陽が届いていないので、青色である。
1m高い位置のススキには陽が当たっている。この一瞬だけの色の対比である。

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6. 待ちわびた陽の光を満身に受け止め、満ち足りた顔、顔、…。

30,12,21 冬のススキ2-8b.jpg
7. 完全に無風の朝のひと時、間もなく枯れしぼむ運命のススキたちが、同じ定めのカメラマンを癒してくれる。

31,1,5 冬のススキ1-1b.jpg
8. 黒いシルエットのススキも癒し効果が高い。朝焼け雲が助演をかって出てくれる。おーい、紙芝居がはじまるようー。

31,1,5 冬のススキ1-2b.jpg
9. ここの主役はススキか雲か。青空の色がイマイチではある。
仕方ないさ、ここら辺りは旧今市市内だ。

31,1,5 冬のススキ1-4b.jpg
10. 助演のはずの雲が、ススキを凌駕している。ごめんね、ススキ君たち。

成り行きで、ついついがんばってしまった…。

31,1,26冬のススキ1-1b.jpg
11. 雪の朝こそ、冬のススキの一番の見せどころだ。まるで白い花を咲かせたような、おいしい実が爆ぜたような景色だ。
nikkinは朝5時からカメラに夢中で、今お腹がすいて…。

31,1,26冬のススキ1-2b.jpg
12. 雪が積もっている。
この辺りで銀世界が見られるのは年に2~3回になってしまった。
今朝は一緒に、精いっぱい楽しもうね。

31,1,26冬のススキ1-5b.jpg
13. 真っ白いススキも、暗い背景が良く似合う。
銀髪の貴婦人たちのように、いい顔だよ。はい、チーズ。

31,2,1 冬のススキ1-4b.jpg
14. 冬のケヤキとススキが、赤い雲君たちと戯れている。
ケヤキの地面は真っ白だ。あっ、お日様が顔を出した。

帰って、シャワーをあびて、朝ごはんにしよう。
今日もいい日になりそうだ。楽しく働けそうだ。










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雪降る神橋 [風景]

ここ数年、雪が降る神橋を撮る機会がなかった。
ライトアップを背景にした神橋の雪景色は、
心に灯をともしてくれる癒しの情景である。

これを撮れないのは長く続く心の痛みでもあった。

今年は幸運にもこれを撮る絶好の機会に恵まれた。
読者諸氏のお気に入りに加えていただけると幸甚の思いである。

31,2,9 吹雪の神橋1-1b.jpg
1. 午後4時半、ライトアップが始まる前の神橋には、それほどの面白味は無い。

31,2,9 吹雪の神橋1-3b.jpg
2. 午後6時過ぎ、ライトアップ開始後に再訪した。
雪は降っているのに、カメラでは捉えられない。
奥の手を出そう。フラッシュをたけば…。

31,2,9 吹雪の神橋1-5b.jpg
3. こんな風に撮れる。目に見える雪は少なくとも、画像に映る雪粒は、こんなに多い。粒の大小は、もちろん遠近の差である。

31,2,9 吹雪の神橋1-7b.jpg
4. アラビアンナイトに迷い込んだ雰囲気である。

31,2,9 吹雪の神橋1-8b.jpg
5. おーい、アラディン。ちょっと顔を見せてくれ。

31,2,9 吹雪の神橋2-2b.jpg
6. こするランプがなければだめか? 
おっと、それはアラディンではなく、ランプの召使か…。
どちらでもいい、顔を見せて頂けないだろうか…。
やっぱり無理だよなあ。

31,2,9 吹雪の神橋1-9b.jpg
7. 大谷川の川面に映る光源は、やけに元気がいい。
お前じゃなくて、小さなランプがほしいんだが…。

31,2,9 吹雪のJR日光駅1-2b.jpg
8. 今人気が急上昇の、JR日光駅のライトアップ?
雰囲気が出ているなあ。

31,2,9 吹雪のJR日光駅1-b.jpg
9. 駅舎は魅力的だが、JR線の利用客数は頭打ちである。

31,2,9 吹雪のJR日光駅1-4b.jpg
10. 全容をお目にかけて、「今宵はこのあたりでよかろうかい?」 
おっと、また間違えた。
昨年の大河ドラマ「西郷どん」と間違えてしまった。

今の大河ドラマが情けない状態なので…。









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