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シモツケコウホネ '18 [花]

シモツケコウホネは、栃木県の日光市と大田原市のみに自生する、コウホネ類の新種である。平成6年6月30日に発見されて、研究の結果新種のコウホネであることが分かり、シモツケコウホネと命名された。
すぐにこの「新種コウホネを守る会」が結成されたが、なかなか思うような成果が得られず、一時は株数の減少が止まらず、その原因が分からず、苦闘が続いた。
地球温暖化による水温の上昇が原因の一つと解明され、今は勢いを取り戻している。

30,8,19シモツケコウホネ1-1b.jpg
1. 田んぼわきの農業用水路である。ここだけで15個を上回る花が咲いている。
nikkinが数年前に行った時の3倍ほどの花数である。

30,8,19シモツケコウホネ1-2b.jpg
2. 黄色い5弁の花が咲いている。右方の水中には、根茎の一部が見えている。
この白っぽい根茎が骨のように見えたことからコウホネ(河骨)の名が付いた。

30,8,19シモツケコウホネ1-3b.jpg
3. おしべが力強い整列を示している。花茎の太さが印象的である。この場の流れもかなり速いことから分かるように、花茎は水流に耐えられるよう太くなっているらしい。

30,8,19シモツケコウホネ1-5b.jpg
4. ワカメのような葉と菖蒲のような葉とが入り混じっている。ワカメに似たのがコウホネの葉である。この葉が100%水面下にあることがこの種の新種たる由縁である。それにしても葉の密度がすごい。根茎をすっかり覆い隠している。

30,8,19シモツケコウホネ1-6b.jpg
5. 散歩に連れられて来た飼い犬。ね、nikkinさん、この花のどこが魅力的なの。僕には退屈で…。コウホネよりも骨片の方が好きだなあ。

30,8,19シモツケコウホネ1-7b.jpg
6. 珍しいトンボがこの辺りに住み着いている。ここでシモツケコウホねを撮りに来ると必ず出会える。クロイトトンボなら翅が透明でなければならない。翅が黒いのはクロバネトンボ。止まり方が変わっている。トンボ類は通常4枚の翅を水平に開いて止まるが、クロバネトンボ翅を垂直面で合わせて止まる。蝶類と同じである。

30,8,19シモツケコウホネ1-9b.jpg
7. 翅の黒さはとても魅力的なのだが、蝶を真似たトンボ。
変なトンボもいるものである。

30,8,19シモツケコウホネ2-2b.jpg
8. これは翅を水平に開いているように見えるが、飛び立つ瞬間だからだまされてはいけない。根トンボはシモツケコウホネの蜜が好きなのだろうか。

30,8,19シモツケコウホネ2-5b.jpg
9. もう一度このワカメのような、軍隊のような、葉っぱの壮観をお伝えしたい。


30,8,19シモツケコウホネ2-7b.jpg
10. コウホネは5弁なのだがこれは4弁に見える。

30,8,19シモツケコウホネ2-9b.jpg
11. 
この花も4弁か。どちらでもよいのか?
ワカメのような葉を1枚折り返して菖蒲の葉の上に載せた。
葉っぱはこれ以上折り返すことができない。水底で根茎が葉っぱを引き戻している。葉が水面上に出ないよう、規律正しくしつけているのである。



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日光連山とヒマワリ [花風景]

日光連山とひまわり畑とが一つの画面に同居する、という条件を満たす場所は、nikkinの知る限りではここしかない。どなたか、他にご存知の方は、ぜひお教えいただきたい。
簡単な条件を満たすだけで良いのに、それがない。
この場所を知ったのも今年初めてという耳の遠さをお詫び申し上げるとともに、どうぞこのブログにいろんな情報をお寄せいただきたく、よろしくお願い申し上げます。

30,8,17連山ヒマワリ1-1b.jpg
1. 一応連山の揃い踏みは見られるものの、男体山は杉林の陰になり、ヒマワリも花が少なく、葉っぱばかりが目立つ。

30,8,17連山ヒマワリ1-2b.jpg
2. この畑は、花が多いが、連山のかなりの部分を杉林が隠している。
日光地区にはこのような杉林が多く、風景写真を撮るときにはかなり露骨に邪魔をしてくれる。

30,8,17連山ヒマワリ1-3b.jpg
3. なんとか男体山を口説き落として写真に入っていただいたが、この場所はひまわり畑のはずれになってしまう。

30,8,17連山ヒマワリ1-4b.jpg
4. 連山をあきらめて、男体山だけを入れるならば、かなりいい写真が撮れるが、民家や工場の櫓なども入ってしまう。
ここのヒマワリは、
ハイブリッドサンフラワーといい、先ほどの花の少ないヒマワリとは別種である。

30,8,17連山ヒマワリ1-6b.jpg
5. この
畑は道路に接しているので、電柱がどうにも邪魔でならない。電線が男体山の頂を横切るという醜態では、カメラマン失格と言えよう。

30,8,17連山ヒマワリ2-1b.jpg
6. 電柱と電線と民家を消し去ることができれば、かなりの画像になると思われるが…。

30,8,17連山ヒマワリ2-2b.jpg
7. ヒマワリが「申し訳ない」と頭を下げている。いやいや、君たちが悪いのではない。

自然界には意のままにならないことばかりだから…。

30,8,17連山ヒマワリ2-6b.jpg
8. たくさんのヒマワリ君たちの笑顔には、本当に癒される。ありがとうよ。

30,8,17連山ヒマワリ2-8b.jpg
9. なんとか連山一家に勢ぞろいしてもらったが、電柱たちがいけずを続けている。

このの持ち主は、条件が悪いのを承知で、それでも皆さんに喜んでいただきたくて、ここにヒマワリ栽培を始めたのである。彼の地所で、好条件のところは無いのである。ありがとう、Aさん。

30,8,17連山ヒマワリ3-3b.jpg
10. ヒマワリと連山を撮る好条件の場所に土地を持っておられる方も沢山いらっしゃると思われるが、ご勇断を頂ければ、無上の喜びである。

30,8,17連山ヒマワリ3-5b.jpg
11. クマンバチが1匹。何、電柱、電線、民家などが邪魔だって? 都合のいいことばかり並べるんじゃないよ。平和でおいしい蜜が沢山ある。それで十分じゃあねのかい?

30,8,17連山ヒマワリ3-8b.jpg
12. 
はいはい、クマンバチさん。その通りです。反省しています。

逆光のヒマワリもけっこう美しい。最高の美景をありがとうございました。

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アサギマダラ [虫]

最近奥日光で見つかった1匹のアサギマダラが、沖縄で翅に書き込みをされた蝶だと分かり新聞にも載った。東南アジアまで移動するとも言われるアサギマダラであるが、沖縄でも話題になるのである。
奥日光には、アサギマダラが好む花ヒヨドリバナが沢山咲いている。一見フジバカマにも似ているので、最初に見た時は不覚にも、興奮してしまった。

30,8,5 アサギマダラ1-2b.jpg
2. アサギマダラ(浅葱斑)のアサギというのは青緑色の旧称だとか。なるほど、翅の色が青緑である。この花がヒヨドリバナであり、ヒヨドリバナにはヨツバヒヨドリとミツバヒヨドリの2種があるが、奥日光では両者が混在しており、花は私には区別がつかない。

30,8,5 アサギマダラ1-6b.jpg
3. 青緑色も美しいが、翅の外側を彩る赤系の色も美しい。
ヒヨドリバナはもうすぐ萎れそうな時期でもある。アサギマダラは秋に南へ向けて2.000キロもの旅に出なければならない定めを負う。栄養を蓄えたいと、必死である。


30,8,5 アサギマダラ1-7b.jpg
4. 海の国境を渡る蝶は世界でこの1種類しか居ないという。しかもこの美形。
さらには、人間を怖がらないので、捉えやすく、捉えて採取地の名前と月日を書いて放すことができる。だから海を渡ることが確認されるのである。


30,8,5 アサギマダラ2-8b.jpg
5. 虹色の背景で撮ってあげると、蝶も喜ぶ。カメラマンも喜ぶ。
この蝶を撮るたびに、翅に文字が書いてないか注意して、期待を込めて探すのだが、まだ出会っていない。


30,8,19アサギマダラ1-4b.jpg
6. アサギマダラの見られる花畑は、旧日光プリンスホテルスキー場跡地である。ヒヨドリバナとオオハンゴンソウが混在している。他のチョウたちも集まるが、ヒヨドリバナよりもオオハンゴンソウを目当てにやってくる。

30,8,19アサギマダラ1-6b.jpg
7. この翅の模様の、青緑色の透き通った生地に文字を書くらしい。どんなペンを使うのか、私には知識がない。

30,8,19アサギマダラ1-7b.jpg
8. 春から夏にかけて、東南アジアの島々から旅立ち、日本列島を目指す。花の蜜を吸いながら、その栄養を消費しながら旅を続けるらしいが、何を目的に旅をするのかはわかっていない。


30,8,19アサギマダラ1-9'b.jpg
9. 秋になるとまた南へ帰って、越冬する。
台風に打ちのめされたり、押し戻されたりもするだろう。
鳥に食べられたり…、これは無いらしい。捕食者をしびれさせる毒を持っているらしい。


30,8,19アサギマダラ2-1b.jpg
10. このかよわい蝶が、世界でも他に例を見ない、命をかけた長旅をする宿命を背負っている。神様は、どんな理由でこの蝶にこんな過酷な宿命を授けたのだろう。

30,8,19アサギマダラ2-2b.jpg
11. 体にある多数の白い斑点。これもなかなか珍しい模様である。
アサギマダラちゃん。君たちが訪れてくれるから、われわれカメラ愛好家は楽しい時間を共有できる。でも君たちの生態についてもっと多くを知ることができたら、その喜びは十倍にも二十倍にもおおきくなるのに。
謎多き美形に、これからも長く癒されたい。よろしくお願いいたします。




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見つけたり「死もトンボ」 [虫]

なんという幸運!
まさか、前回記事の4日後に、わが「死もトンボ理論」のキ―根拠たる、霜による死亡のトンボを見つけられたとは。
わが熱意が天に届いた、としか思われない。


前記事をアップしたのが8月15日だった。
4日後の8月19日、貴婦人のおられる小田代原行きのバスをスル―して、光徳沼に向かった。ここは沼地でトンボが多く、手を差し出せば届く距離で朝露トンボを観察できる場所である。ただし沼地であるから、足がずぶずぶと沈んで、底なし沼の恐怖を感じる場所がないではない。



30,8,19 朝露トンボ1-1b.jpg
1. 到着早々目に入った朝露トンボは、遠近合わせて数十匹。思わずニンマリしてしまった。日の出の時刻は過ぎていたが、男体山の陰に入っていて、朝露トンボたちには、今しばらく体温を暖める方法がない。

30,8,19 朝露トンボ1-2b.jpg
2. 目の玉部分にまで朝露を頂いたトンボに、こんなに接近できる。
トンボは、動ける間は
無意識に目の玉をなでる習性があり、朝露が目の玉を覆っている様子を画像にゲットできることは珍しい。画像1.のトンボを横から撮っている。
浅瀬に入って、一番近い中州の岸の枯れ草に止まる朝露トンボである。


30,8,19 朝露トンボ1-3b.jpg
3. 水に立ったまま撮っていたが、ふと、足元の水を見やると、居たっ!!
トンボの死骸である。体幹部が崩れかけていて、新しい死骸ではないようだ。
沼地ではあるが、ゆるい水流があり、そんなに古い死骸ではないと思われる。

30,8,19 光徳沼の朝1-3b.jpg
4. すぐ近くにもう1匹。翅が霜で覆われている。これは新しい死骸だ。沼地の水は湧水なので15℃くらいであるが、この場所は水面上なので、凍る寸前の2~3℃になっていたのではないだろうか。右の翅の先端は水につかって、霜が融けている。
ここへ来る途次、車の示す温度が2℃を示した瞬間があった。この沼地が氷点下の気温になった時間帯があったことは、可能性として十二分にある。

30,8,19霜トンボ1-1b.jpg
5. 拡大してみた。ピントがイマイチなのは、nikkinの末代までの恥辱であるが、露滴が、画像6.と比べて形態が崩れているように見える。液体としての表面張力がないせいではないだろうか。すなわちこの個体は、朝露トンボというよりも、霜トンボに近いと思われる。
もう1匹、これとよく似た死骸があったのだが、これはピントが甘くてとてもお見せできない。大事な大事な「死もトンボ理論」の証拠写真を、こんなことで汚してしまったことは、誠に悔やんでも悔やんでも悔やみきれない。あまりの幸運に見舞われて、心が動転していたのかもしれない。


30,8,19 朝露トンボ1-6b.jpg
5. これは朝露トンボ。4枚の翅の1枚だけがやや定位置よりも浮きあがっている。翅をコントロールする筋肉が、あまりの寒さで緩んでしまったのかもしれない。

30,8,19 朝露トンボ1-7b.jpg

6. 朝露トンボのマクロ画像である。精巧な真珠細工のような、実にきれいな露滴に飾られている。このトンボも4枚の翅のうち1枚だけが位置異常を示している。
もしかしたら、このトンボは生きていないのかもしれない。足をコントロールする筋肉が弛緩して、あと1~2時間の間に落ちて水に浮かぶのかもしれない。


30,8,19 朝露トンボ1-9b.jpg
7. 背景に陽が当たり始めた。やがて陽はトンボにも到達し、トンボを生き返らせるのだろう。

30,8,19 朝露トンボ2-1b.jpg
8. アブラガヤに止まった3匹の朝露トンボ。背景に陽のあたる水滴が輝いている。平和な、美しい光景である。しかしこのトンボたちも、もしもこの朝の冷え込みが、あと3℃ほど下がっていたら、今頃は水に浮いていたはずである。夜涼みの誘惑を拒絶して、暖かいねぐらで過ごすことが正解だったことには疑う余地がない。

30,8,19 朝露トンボ2-2b.jpg
9. ここには4匹の朝露トンボが見える。これらのトンボの止まっているアブラガヤの根元を、丹念に探してみたが、死んだトンボは見つけられなかった。雑草の中を探すには、雑草をかき分けなければならないのだろうが、かき分けることはしなかった。これがnikkinの敗因かもしれない。



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トンボの受難 [虫]

アキアカネに代表されるトンボは暑さが苦手である。
この夏のような酷暑の年には、日光近辺のトンボたちは大挙して奥日光に集まる。
人間様も大好きな避暑である。
涼しさを求めてくるのはいいが、奥日光に居ることで満足せず、さらに涼しい夜を求めるトンボたちには、厳しい落とし穴が待っている。

30,8,5 トンボ1-2b.jpg
1. 奥日光で涼を求めるトンボたちは、文字通り所狭しと、好きな場所で休憩している。このような橋の欄干ならまだいいが、木道の上や、遊歩道の土の上で休んでいることも多い。そしてまずいことに、彼らは人間の怖さを知らない。すべての人間がいちいち足元のトンボを避けて歩くとは限らないことを知らない。
木道の上には踏みつぶされたトンボが無数に散在している。あえて写真は撮りたくなかった。

30,8,5 朝露トンボ1-1b.jpg
2. 翅に朝露を満載したトンボである。仮にこれを朝露トンボと呼ぼう。
初めて日光に来た15年前、朝露トンボの画像をたまたま見た。興味をひかれて、シャッターチャンスを探し続けた。早朝の奥日光で、朝露トンボを探して歩き回ったが、まったくチャンスが無かった。
トンボが居なかったわけではない。陽が昇ると、避暑地に集まったトンボは、無数に飛び回っていたが、日の出前の奥日光では、彼らは完全に姿を消していた。

30,8,5 朝露トンボ1-2b.jpg
3. 初めて出会ったのは探し始めて1年以上たった小田代原の日の出前だった。
しかもその朝は、5~6匹の朝露トンボが居た。驚いた。1年以上探し求めてやっと出会えた朝露トンボが、一度に5~6匹とはどういうことなのだろう。

30,8,5 朝露トンボ1-3b.jpg
4. 
最初これを霜の付いたトンボだと思ったが、よく考えてみると霜の付いたトンボが生きていられるのか。それに、周辺の木々には霜がついていない。トンボにだけ霜がつくことはあり得ない。
朝露トンボの写真を30枚ほど仔細に見たが、朝露トンボと木の枝の霜とのコラボは一度も撮れて居なかった。

30,8,5 朝露トンボ1-4b.jpg
5. 8月5日の小田代原では、10匹以上の朝露トンボを撮った。飛び回っていたトンボの数は無数だったが、仮に1000匹くらいとすれば、1%のトンボが朝露トンボになると言えよう。他の99%のトンボは朝露トンボにならない隠れ家で夜を過ごすわけである。

30,8,5 朝露トンボ1-5b.jpg
6. 朝露トンボが全くいない朝がほとんどであるのに、居る朝は10匹以上も簡単に見つけられる。これをどう説明するか。
nikkinの仮説は、以下のとおりである。
トンボは涼しさを好むので、夕涼みや夜涼みを楽しむトンボが数%いる。他のトンボたちは夜涼みが危険であることを本能的に知っている。彼らは安全なねぐらを確保してそこで一夜を明かす。しかし数%のトンボは涼しさに負けて涼しい場所で寝てしまう。朝方、たまたま異常な冷え込みが来ると、朝露トンボになるわけである。

これが、居る時には多数居る朝露トンボが、居ない時には0になる説明である。

30,8,5 朝露トンボ1-6b.jpg
7. 朝露トンボは危険を冒していると前述したが、今の季節では、朝露トンボもお日様に暖められると元気に飛び立ってゆく。問題は9月以降の朝露トンボである。
日の出前の冷えが、霜をもたらすことも少なくない。そんな時の朝露トンボは、文字通り「霜トンボ」である。霜トンボは体温が下がり過ぎて、心臓が休止することが予想される。それは即「死」を意味する。「死もトンボ」になってしまう。
では、nikkinは木の枝で死んでいる霜トンボを見たことがあるのか? 否である。それは多分、以下の理由ではないだろうか。トンボは筋肉を収縮させて木に止まっている。多分、寝ていても筋肉の収縮は続いているのだろう。しかし、死んでしまったトンボの筋肉は弛緩するに違いない。そして、死んだ霜トンボは木の枝から落下する。木の下は雑草で埋められている。木道から離れた木の下を観察するのは容易なことではない。それゆえにこれまで、霜トンボの遺体を確認出来なかったのではないだろうか。

30,8,5 朝露トンボ1-9b.jpg
8. 仮説を述べるのは難しくない。それを証明するのはとても難しい。
この朝露トンボは指を触れても逃げなかった。まだ筋肉の温まり方が不十分で、飛べなかったのだろう。

30,8,5 朝露トンボ2-1b.jpg
9. この朝露トンボは、触れると飛んで逃げた。翅の朝露が少なくなっていたことから、ある程度の太陽光を浴びた後だったのだろう。

このように指を触れられるほど木道に近い位置で霜トンボになって居れば、枝から落ちた遺体を撮ることで、私の仮説を証明できるのだが…。

30,8,5 朝露トンボ2-2b.jpg
10. 一度、かなり陽が昇ってから、巨大なトンボの遺体を木道の脇で見つけたことがある。しかしその時は、翅に霜が残っているような時間帯ではなかった。

この画像では、中央の朝露トンボのほかに、左上に、通常トンボが止っているのが見える。通常トンボは安全なねぐらで夜を過ごしたので、翅に夜露が付かなかった。朝露トンボはこの場所で寝てしまったのである。

30,8,5 朝露トンボ2-4b.jpg
11. 気の葉の朝露に比べると、翅の朝露の粒の小さいことは、驚きに値する。なぜこの違いが出来るのか。これも解決されねばならない課題である。

30,8,5 朝露トンボ2-5b.jpg
12. というわけで、この朝露トンボたちは、危険な遊戯に明け暮れていると言える。賢いトンボたちは9月以降にはねぐらで眠るようになるのかもしれない。彼らの本能は脅威に値するほどに優れているのかもしれない。自然の不可思議さは、人間の想像をはるかに超えている。
それでもなお、11月頃に朝露トンボを見ることも稀ではない。1歩間違えたら霜トンボになっていたわけである。何しろ、トンボの母集団は膨大である。危険な遊戯から足を洗うことが出来ぬままに命を落とす個体が、必ずいると信じている。
いつか、霜の洗礼を受けた、快楽の中で死に到達した、幸せ者のトンボを見つけられると期待しながら、あと何年寒い小田代原に通い続けるのだろう。



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貴婦人と光る朝霧 [風景]

悪性の猛暑もあり、しばらくブログを休ませていただいた。
待ちわびておられた読者も、まったく関心がなかった読者も、この記事を読んでくださる限りは、最高の愛読者であり、私のエネルギーの源でもある。

8月5日、久しぶりに小田代原を訪れ、貴婦人に暑中見舞いと永の無沙汰のお詫びとを兼ねて、低調に、おっと間違えた、丁重にご挨拶をしてきた。

貴婦人はどこもお変わりなく、にこやかに礼を返してくださった。

30,8,5 小田代原の光る朝霧1-1b.jpg
1. 到着したのは日の出の直後、5時43分ころだ。画像の右側、男体山と大真名子山との間にお日様が居た。
霧はやや低い位置にあったが、多すぎるよりはこのほうがよい。
木々のシルエットが美しく、貴婦人もしっかりとお顔を見せてくださった。
ただしこの画像には、顔を見せておられない。

30,8,5 小田代原の光る朝霧1-3b.jpg
2. 太陽の低さを示す。右端の山裾が男体山である。
今日も暑い一日になりそうだ。ぎらぎらと輝く光線があっという間に湿原の朝露を消し去ってしまう。

30,8,5 小田代原の光る朝霧1-5b.jpg
3. 少し左へカメラを向けると、貴婦人が居られる。このブログのおなじみさん方には説明不要と思われるが、ご存じない方のために簡単に説明しよう。
一列横隊に並んだ木々のほとんどが針葉樹であるが、左から4~5本目、丸みを帯びた背の高いシルエット。貴婦人と呼ばれるシラカンバの木である。樹齢約95年。シラカンバの平均寿命は5~60年であるので、かなりのご高齢である。専門家によると、年齢的にはいつ倒れてもおかしくはないが、差し迫ったご臨終のご兆候は全くない、とのことである。

30,8,5 小田代原の光る朝霧1-6b.jpg
4. この画像では左1/3のあたり。際立って背の高い広葉樹である。
朝霧は貴婦人を抱き包んだり、離れたり、いとおしくてたまらない、といった風情である。

30,8,5 小田代原の光る朝霧1-7b.jpg
5. 太陽を背にした霧が輝いている。霧の濃さ、高さは刻々と変化する。しかし、お日様が上ってしまっては、間もなくお別れが迫っている。
手前の湿原には、霧の露らしい光がない。暑い光線に追い払われてしまったらしい。

30,8,5 小田代原の光る朝霧2-1b.jpg
6. 霧が貴婦人の後ろまで出張った時を狙って撮る。
周りの木々の成長が貴婦人に追いつかないのは、幼いからではない。湿原の植物はある程度以上には成長出来ないのである。ではなぜ貴婦人は背が高いのか?
これは謎である。貴婦人のおられる辺りは土がしっかりとしているらしい。誰かが忖度したのだろうか。詮索するのは野暮な話だろう。

30,8,5 小田代原の光る朝霧1-9b.jpg
7. 湿原の植物。ノアザミはつい先ごろ咲いて今は枯れている。ホザキシモツケの木(湿原の中で1mほど伸びる灌木である)もあるがこの画像では、はっきりとは分からない。カヤなどイネ科の植物が多いようだ。

30,8,5 小田代原の光る朝霧2-3b.jpg
8. 湿原を横切る黒っぽい帯を作っているのがホザキシモツケである。

30,8,5 小田代原の光る朝霧2-6b.jpg
9. カメラの近くのホザキシモツケを撮った。花が終わりかけているのが分かる。
うっそうと茂っているので、朝露が点在する。
30,8,5 小田代原の光る朝霧2-7b.jpg
10. そろそろ朝霧ともお別れとなりそうな気配。
正面に背の低い広葉樹が数本見える。ズミの木である。寒冷湿原に生育する。

30,8,5 小田代原の光る朝霧2-8b.jpg
11. 左の方で朝霧が盛り上がっている。最後のサービスをしているつもりだろうか。

30,8,5 小田代原の光る朝霧2-9b.jpg
12. 貴婦人にも名残惜しそうに絡みつきながら去ってゆく。

30,8,5 小田代原の光る朝霧3-1b.jpg
13. ノアザミとイネ科の植物が撮れている。ホザキシモツケも数本見える。

30,8,5 小田代原の光る朝霧3-4b.jpg
14. ここでも朝霧のグランフィナーレが盛り上がっている。背景は男体山。中央が貴婦人。

30,8,5 小田代原の光る朝霧3-7b.jpg
15. お日様の光も赤みを減じ、いよいよお別れである。貴婦人も、暑い1日をどう過ごそうかと思案中のご様子。
カラマツたちが、「私たちがお守りいたします」と叫んでいるが、なんとなく心もとない風情である。

この後nikkinはバスで赤沼まで戻った。貴婦人はまだまだお強い。案ずることはないだろう。



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フタスジチョウ軍団 [虫]

7月1日の 小田代原は、このチョウであふれていた。毎年お目にかかるし、珍しいチョウではないのだが、この日の数の多さには驚いた。木道上で、踏みつぶさないように気をつけねばならないのだ。特に、人を恐れず、逃げようとしないから、踏みつぶしてしまう危険度が高かった。

30,7,1 フタスジチョウ1-1b.jpg
1. 木道の手すりの上に集まっていた。揃って木材の表面に吸い口を伸ばしていたが、その場所が湿っていたわけではなかった。ざっと数えて30匹くらい。チョウの仲間がこんなに1か所に集まるのは珍しい。

30,7,1 フタスジチョウ1-3b.jpg
2. 同じ場所の木道歩行面上にも集まっていた。
ネットで検索すると、フタスジチョウは、獣糞や腐果を好むとあるので、動物の尿が掛けられたのだろうか。 小田代原はフェンスで隔離されているので、シカや熊は入ることができない。キツネかタヌキ、あるいはアナグマ、テンなどだろうか。
それにしても大きな範囲に振りまいたものだ。もしかして人間?

30,7,1 フタスジチョウ1-6b.jpg
3. 前翅には筋模様が2本、後翅には筋模様が1本。フタスジチョウの名前はどこから付けられたのだろう。

30,7,1 フタスジチョウ1-8.b.jpg
4. 黒いチョウたちの中に赤色系のチョウが混ざっている。これもフタスジチョウなのか他のチョウなのか、よくわからない。模様だけ見るとそっくりである。

30,7,1 フタスジチョウ1-9b.jpg
5. 黒色の中にも薄い黒、茶色に近い黒などが居る。
フタスジチョウは絶滅危惧の第2種にリストアップされているというが、この日の 小田代原では、そんな雰囲気は無かった。

30,7,1 フタスジチョウ2-2b.jpg
6. 彼らを踏みつぶさずに歩け、と言われると難しい。しかし、踏まれた死骸は1匹も見なかった。

30,7,1 フタスジチョウ2-3b.jpg
7. 時間が経過してもこの場所からチョウが減ってゆく傾向もなかった。

30,7,1 フタスジチョウ2-4b.jpg
8. 相変わらず赤系の模様のチョウが沢山いる。果たして彼らも同じチョウ?

ネットで見ると雌雄の色違いは無いという。また、赤色系のフタスジチョウもいないと解釈できる。

30,7,1 フタスジチョウ2-6b.jpg
9. いろんな場所に、三々五々、いや、三十々々五十々々集まっている。

30,7,1 フタスジチョウ2-8b.jpg
10. フタスジチョウの幼虫は、ホザキシモツケの葉を食べて成長するという。 小田代原も戦場ヶ原もホザキシモツケが多いので、親蝶たちが卵を産みつけるべく集まっているのだろう。

30,7,1 フタスジチョウ3-1b.jpg
11. フタスジチョウに交じってシジミチョウの仲間が沢山いいる。争っている雰囲気はまるでない。

30,7,1 フタスジチョウ3-3b.jpg
12. ここでは土の上に沢山集まっている。謎の多いチョウではあるが、なぜか親しみがわいてくるのである。


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天空のニッコウキスゲ [花風景]

またまた「天空の…」などと名付けたのは、前記事の影響ではない。
ここのニッコウキスゲは100%人工の花園であり、廃業したスキー場跡に日光市が植え付けたものである。当初は入場料を取って営業していたが、何しろお役人商法。利益が出るはず…
との皮算用が裏目に出て、数年前に無料のレジャー施設として開放された。その際に付けられた名が「天空の回廊」。したがって、ここのニッコウキスゲは天空に咲く花なのである。


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1. 時刻は16:30ころ。遠くに夕霞みが降り始めていた。
早くキスゲ園に到達してくれないかと祈り続けたが、普段の心がけの良くない私としては、叶わなかったのが当然の報い。1時間半ほども、無駄に近い時間を費やした。

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2. キスゲの開花ぶりは申し分なかった。花の密度にはやや不満が残ったが、贅沢を言うものではない。私の生まれ育った時期は、「ほしがりません勝つまでは」の時代だった。

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3. 広いキスゲ園は、花の密度の濃い地域、薄い地域など入り混じっている。
ゲレンデ跡を強く意識させるこのようなところには、灌木はもとより、地面のうねりさえない。

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4. 黄色い花だけではすぐに飽きられるかもしれないと、真っ白い花も幾種類か用意してくれたが、名前の分からないのが多く、自己嫌悪気味になってしまった。

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5. ここもゲレンデの名残が強い。高地の斜面は風が強いので、植樹により防風に努めたらしいが、それでも営業を続けられなかったのは、やはり寒すぎだったのではないだろうか。

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6. 山の頂が夕霞みに隠れたが、キスゲ園に到達するまでにはまだ相当かかりそうである。雷も聞こえ始めて、とても待ちきれない雰囲気である。

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7. 見下ろすと駐車場と牧場と、その向こうには日光市街が見えたのだが、この画像ではカットされている。キスゲの花がすべてカメラに背を向けているのが印象的である。キスゲもユリ科なので、ヒメサユリと同じく、崖下に向かって開くのだろうか。

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8. これは上り階段に沿ったキスゲを撮っている。面白いのは階段の傾斜である。無駄に上り下りが作られているように見えるが、平地でさえ辛い登山道に、無駄な上り下りが作られるはずもない。すべて目の錯覚で、下り斜面に見える部分は、水平なのである。

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9. キスゲたちも、防風林に近いところで密度が増しているように見える。画像3や5のように、防風林に挟まれた地域では全体に密度が濃い。風の威力恐るべし!

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10. ここは、下り階段を撮っている。やはり上り下りの激しい階段に見えるが、段の無い面はすべて水平なのである。

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11. 遠くの上り斜面を撮っている。やはり名前のわからない白い花が一角で目立っている。

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12. 右上は頂上の展望台である。あそこまで登れば景色が変わることは想像できたが、時刻的にも体力的にも、あきらめるしかなかった。

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13. キスゲの花は6弁である。この花に限って言えば、内側の3弁が花弁で、外側の3弁は萼のように見える。しかし、キスゲはユリ科の花で、6弁に決まっている。

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14. キスゲの花は内側3弁と外側3弁から成り立ち、外側の3弁は、発育不全気味なのだろう。

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15. コオニユリが1本混在していた。天然の花である。これが子孫を増やしてくれると楽しくなるのだが…。

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16. 5葉ツツジが紅葉し始めていた。5葉ツツジは、ヤシオツツジの特徴で、葉っぱが5枚きれいに並んでいる。通常、シロヤシオの別名がゴヨウツツジであるが、アカヤシオもムラサキヤシオもこのような5葉であり、このツツジの花が何色なのかを当てるのは難しい。


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天空のひめさゆり [花風景]

「小さな山全体がヒメサユリで覆われた場所がある」
こんな風評を小耳にはさんだのは、かれこれ10年近く前だった。
まるで夢の国じゃないかと感じながら、なぜか自分とは遠い世界の話だと思っていた。
最近になって、その場所が遠くないどころか、むしろ近いことを知った。パンフレットも手に入った。ナビにまかせれば3時間少々で到着できることを知った。

6月23日(土) 06:30レンタカーで出発した。到着予想時間は3時間30分後と表示された。しかし、早朝の道は車が少なくスピードが出て、最終的には1時間半近く縮められた。

福島県南会津町高清水自然公園内「天空のヒメサユリ園」  We've got it.

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1. このパンフレットでは、広大なスケールがイマイチ出ていない。

とにかく、nikkinは入口で呆然と立ちすくんでしまったのだ。

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2. 手前の手すり内がヒメサユリ園である。ずっと向こうまでヒメサユリが咲き誇っている。左上の丘の上から日が上ると、逆光のヒメサユリが透けて輝くという。なるほど「天空の…」の意味がわかった。ここへ来るまでにも、かなりの山道を上って来た。
写真では分かりにくいが、この写真で気づくことは、見渡す限りの花々が、カメラに背を向けていることである。前記のように、左上から日が昇るので、この時刻には日さまの方を向いているのかと思ったが…。

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3. 右から2人目の男性が説明員である。昔はこの近辺のいたるところに咲いていたという。今は鹿害から守るために、ここだけ電気柵を設けて保護しているが、それ以外は一切手を加えていないという。

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4. 少し進んで振り返ると、花々が一斉にカメラを向いている。説明員に質問すると、ここはすり鉢の底に立っているような位置関係で、ヒメサユリは崖下を向いて咲くのだという。入口から緩い下り坂で、周辺360度が高い位置になる。

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5. 腰をかがめて同じ高さで撮る。1m強の高さに咲いている。
この1色だけなのが少々寂しいが、贅沢は言えない。園芸品種では白っぽいピンクもあるらしいが、ここのはすべて天然の色である。

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6. すべての花々がカメラを見て微笑んでいる。傾斜の上から見下ろしながら、nikkinに微笑みかけている。

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7. 噂では「一つの山全体が」 ということだったが、「四方を山で囲まれた盆地全体が」というのが正しいようだ。

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8. この2本のシラカンバがすり鉢の底に位置する感じである。
ただし、ここでは花々がすべてカメラを向いているから、カメラの立つ位置が一番低いのかもしれない。

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9. 青色の電線が、鹿害よけの電気柵である。この柵の向こう側まで鹿がやってくる。向こう側の花々は、食べられて少なくなっている。

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10. 再生可能発電装置である。小さな太陽発電ではある。

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11. 前記のシラカンバ2本である。確かにこちら側が低くなっている。

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12. 小高い位置から撮っているが、手持ちのカメラでは水準測定ができないので、どこが一番低いのかは判定に難渋する。

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13. 崖の傾斜を見ると、花々は明らかに右手を向いている。
花が密に咲いているところと、疎に咲いているところ。天然の配剤なので説明は無理である。ユリ科の花なので球根で増えるが、花のめしべが結実した種子でも増える。

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14.また出てきたシラカンバ2本。カメラにとっては格好の標的となる。

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15. すり鉢の縁の部分。この部では密に咲いているが、方角的には北向きの斜面である。

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16. 前画像の下方。上の方が密で、下が疎となっている。それで「天空の…」と呼ばれるわけでもなさそうだ。

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17. この日は曇天だったが、それでも木の影が恋しい気分ではあった。このような大木が何本くらい切り倒されたのか、それを質問する勇気は無かった。

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18. のんびりとした土曜日の午前中。5分間隔の画像であるが、同じ人物が数名撮られている。
園内をひとめぐりして、出入口に戻ったところである。1時間半ほど費やした。
長年の目標をクリアした心境はグー。この週末に得た収穫は予期以上に大きかった。



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わが青春の街札幌 [風景]

入院した姉の見舞いで札幌に行った。札幌はnikkinが大学に通った街。

青春の甘さ、酸っぱさ、そして苦さを味わった街だ。
思い出をたどりながら、変化を感じながら、若いエネルギーを浴びながら歩いた。

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1. 到着の夕刻、いきなり出会ったのがこの人たち。なんだ!おまえたちは…。
なんとも理解に苦しむ光景だった。

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2. 大通り公園内にもそれぞれの芝居衣装?を着こんだ人たちが、居るわ居るわ。後でわかったのだが、この人たちは「YOSAKOIソーラン祭」の出演者たちで、その日が前夜祭だった。翌日はこの人たちのすさまじいエネルギーの発散を、いやというほどに見せられた。

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3. これはまた幼子たち。揃いの芝居衣装だが、あの激しい踊りに参加できるとは思われない。親たちが踊り子さんで、同伴してきただけなのだろう。

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4. これは翌朝。7:25の掲示が見える。大通り公園は静かである。大きな立木の並ぶ公園が、街の中央をぶち抜いている。

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5. 喫煙場である。屋外の公園が禁煙なのである。わが青春の街がやってくれた! 愛煙家を小さな場所に隔離してくれたのだ。クーッ…。あんたたちは偉いッ。

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6. こんなことまでやられてしまった。3年ほど前、この公園でヤキトウモロコシを食べていたら、ハトたちが寄って来た。トウモロコシを撒いてあげると喜んで食べるだけではなく、腕や肩に飛び乗って来たのである。可愛いかった! 実は、今回も同じ楽しみを期待してきたのである。ところがこの掲示。
若い警官を捕まえて愚痴ったら、公園の東西のはずれ近くならば取り締まっていませんから、と言ってくれた。さすが、それでこそわが愛する青春の街の警官! しかし、それを実行に移すことはあきらめた。

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7. 見ている人もいない時間帯に、噴水ショーが始まった。わが青春の街がやることは、すべてかっこいい…。

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8. 大がかりなお祭りである。実はもうひとつ、北海道庁会場もあることを知った。驚かされることばかりである。

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9. 近くの通りにこんな街路樹があった。ハクウンボクである。東京なら植物園に行かなければ見られない樹木である。さすが札幌、わが青春の街!

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10. プラタナスの街路樹も多い。すべてきれいに剪定されている。


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11. プレスト1・7という名前のビルである。変わった名前だ。

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12. 同じビルの入居企業一覧である。とりとめもないグループで、入れ替えもある。
なぜプレスト1・7なのだろう。

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13.  すぐ近くのビルは、かでる2.7という名前だ。なぜこんな名前が?

「かでる」は「加でる」。北海道弁で「仲間に入れる」という意味である。子供たちが遊びの中に入りたいときは、「かでて、かでて」という。しかし今はあまり聞かれない。
前画像の1・7もこの画像の2・7も、住所の一部なのである。プレストは北1条西7丁目、かでるは北2条西7丁目。ビルの名前から探し当てやすいのである。街が碁盤目の構造になっているからこそできる隠し技なのだ。さすがわが青春の…。


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14. 焼鳥屋の看板である。さすが札幌。センスがある。帰る日の午前に見つけたので立ち寄ることは出来なかったが、次回はぜひ…。

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15. ニセアカシアの街路樹も多い。街中が甘い香りに包まれている。


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16. 祭りの大舞台。ピーひゃら、テンツク、ピーひゃら、テンツク…。笛の音が透き通っていて、心に残った。

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17. 道庁会場のプログラム。ここだけでこんなにたくさん参加している!全体で何チームなのか、想像もつかない。
 

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18. ここの舞台は地面の上である。ブルーシートに座って眺めることになる。ちょっと寂しい…。

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19. ニセアカシアの花の綿が飛び交っている。懐かしい光景だ。

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20. 池のほとりに立つイチョウの木。イチョウは雌雄異株。雌株は枝を横に広げ、雄株は枝を上に向けるという。この木は雌株らしい。座る女性は、残念ながらnikkinの同伴者ではない。

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21. このイチョウは枝が上にむいているので、雄株だろう。
樹齢百年を超えるイチョウは、乳房のような気根を出すといわれる。この木ではかなり目立つ気根となっている。

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22. トラックに巨大なディスプレイを備えている。メイン会場が混んだ時はここでも踊りを楽しめる。

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23. 路上で練習公演を行っている。この場ではあまり拍手は湧かない。

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24. そのすぐ後ろには、路上練習公演の順番待ちのグループが居る。いやはや

出演者たちも大変だ。

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25. 真っ黒い焼きトウモロコシを売っていた。おいしそうに見えた。

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26. 内側は白い。もちもち感の強いもちきびだった。
そしてお味は? 
買わなければよかった…。

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27.北大植物園。学生時代にはよく来た場所である。新緑から深緑に移る時期である。何年たってもあまり変わらない場所であるが、ここに来るとほっとする。学生時代に戻ることができる。ここで啄木の歌集を読んだっけ。

 
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28.オオデマリ。北海道のオオデマリはやけに大きい。

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29. ハルニレ林。
この木は樹齢3~40年と思われるが、北大構内には、樹齢数百年?の樹々がこれでもか、これでもかと言わんばかり立ち並ぶ。北大は、別名エルム(楡科の木の英語名)の学園と呼ばれる。

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30. ムラサキセイヨウブナ。異様な色合いである。日本には自生していない。

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31. ムラサキセイヨウブナの葉っぱの中の色素をお日様に透かして見た。葉脈にも脈間部にも色素が分布している。

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32. ブナ。 日本のブナである。樹皮のなめらかさ、美しさでは並ぶものがない。

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33. 新緑と深緑の混在。深緑の木が常緑樹とは限らない。
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34. 園芸品種の野村楓。この植物園は園芸品種を差別しない。さすが米国流の伝統を引く植物園だ。

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35. 針葉樹と思われるが、枝の繋がり方がおかしな様子だった。ナンデダロウ…。

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36. ライラックの花は終わりかけていたが、この花は今が盛り。ライラックは日本名がムラサキハシドイで、他に10種くらいのハシドイの株が並んでいた。奥はエルムの木々。

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37. アキタブキ。こうもり傘よりも大きいくらいである。

この後千歳飛行場へと急ぐ必要があり、このへんでお別れとした方がよさそうです。







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