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連山と桜、菜の花と桜 [花風景]

今年は春の花々が揃って早く来て急いで去る。
あれほど厳しい寒さが続いたので、花々の春支度も
遅れるのではないかという予測もあったが、あけてびっくり玉手箱。
揃いもそろって駆け足でやってくる花ばかり。しかも短期滞在型だ。

実は、春の花の開花時期は、冬の寒さが厳しいほど早いのである。
彼女たちは、開花のタイミングを「眠眠打破」あるいは「寒眠打破」
から判断しているらしい。厳しい寒さが来ると、彼女たちは「眠眠打破」
が終わったと思って開花準備に取り掛かる。
冬が寒くないと、彼女たちは「眠眠打破」がまだ終わらないと思って

なかなか開花準備に入らない、ということらしい。

今回は日光連山と桜とのコラボ、および菜の花と桜とのコラボを
ご披露したい。

30,4,8 連山と桜4-7b.jpg
1. 日光大谷川公園の北側を大谷川が流れる。ここはその河川敷。
日光連山の冠雪はかなり残っており、桜とのコラボ画像に大きな期待が寄せられたのだが、桜開花の直前に雨天が3日ほど続き、あっという間にこんな状態になってしまった。
それでも贅沢はいえない。立派に残った連山冠雪と満開の桜である。
ただ、空には雲が多く、厚く、お日様はめったに笑顔を見せてくれなかった。
週末カメラマンの私にとって、これだけの条件が揃ったカメラ日和は、なかなか望めない幸運だった。

30,4,8 連山と桜4-8b.jpg
2. 人工の池のあるエリアも、見事な桜の満開だった。
やはり雲が多く、ときどき陽が陰る。

30,4,8 連山と桜4-9b.jpg
3. こんなに暗くなったり…、

30,4,8 連山と桜5-3b.jpg
4. さらにこんなに暗くなったり…。
というのはカメラのお遊びで、実際は明るさが続いていたのである。
今はやりのフェイクニューズでした。

30,4,8 連山と桜5-5b.jpg
5. 人工の小川が流れており、大谷川から直接引いた水が、この池に流れ込んでいる。牧歌的な風景であるが、雲が多すぎではあった。

30,4,8 連山と桜5-7b.jpg
6. 家族連れが休日を楽しんでいたが、それもまばらである。東京ならこの数十倍は集まるのだろう。

30,4,8 連山と桜5-8b.jpg
7. 連山の全景を入れて撮った。威圧的?な雲が無ければ最高だったのだが、自然を相手にするカメラマンとしては、すべてを甘受しよう。

30,4,8 連山と桜8-4b.jpg
8. 約2時間後にはこんなに青空が広がった。

30,4,8桜と菜の花1-1b.jpg
9. 大谷川公園の中に「チョウチョの丘」と呼ばれる一角がある。
今年からその一角に菜の花畑が登場した。小さな畑ではあるが、これがあると無いとでは、文字通り雲泥の差である。

30,4,8桜と菜の花1-2b.jpg
10. ちょうど両者の満開時期が一致した。
このアングルでは、桜が逆光気味ではあるが、美しさが損なわれてはいない。

30,4,8桜と菜の花1-5b.jpg
11. 右奥の杉林の陰に男体山があるのだが、菜の花畑の位置が合わず、男体山を同じ画面に入れることは叶わなかった。

30,4,8桜と菜の花1-7b.jpg
12. 画像10と同じアングルであるが、菜の花畑はカメラマンの後ろにある。

30,4,8桜と菜の花2-6b.jpg
13.菜の花に大接近して撮ったが、画像のインパクトが強まったのか否か…。

30,4,8桜と菜の花2-7b.jpg
14. ここでも、これだけの条件が揃っているのに、人々が集まっていない。
ましてや、酒盛りを始める人など、全然いない。

30,4,8桜と菜の花3-1b.jpg
15. もう一度画像10と同じアングルで…。
何しろ菜の花畑が小さいので…。

30,4,8桜と菜の花3-6b.jpg
16. しだれ桜の内側から撮った。幹から見ると樹齢10年あまりだろうか。
逆光の明るさと、幹の力強さが印象的だ。








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桜の直前に咲く花 [花風景]

桜の開花情報では、栃木県は現在満開と報道されている。
しかし肉眼情報では、日光市は今週末に満開と思われる。

桜の満開情報についてはちょっとさておいて…、
毎年桜の直前に満開となる他の花がある。

ここ日光市で桜と華を争っても引けを取らない三羽ガラス、
それはハナノキ、フサザクラそしてヤシオツツジである。
今年も今が真っ盛り。必ず桜の直前に咲く。
そして、桜よりも美しい…!?

日光の桜の画像はしっかりとお届けするつもりであるが、
その前に、桜の直前に咲く美しい3羽ガラスをご披露したい。

30,3,31ハナノキ1-1b.jpg
1. まだ樹齢10年ほどのハナノキである。日光大谷川公園の商店街の傍ら、歩道橋の脇にある。今年初めて気づいた若木である。
遠くから見ても、新芽の赤さとは比較にならない赤さである。一度見ると忘れられない、素晴らしいハナノキ…。

30,3,31ハナノキ1-8b.jpg
2. 雪を被った男体山とならんでも引けを取らない華がある。コラボレーションを撮りたかったが、立地条件が悪かった。
男体山は写真中央の、ハナノキの枝の下に他の木々に隠れて位置している。

30,3,31ハナノキ1-9b.jpg
3. もう一本の花の木は、杉の木を背景にたつ、樹高10m近い大木である。6~7年前に気づいた。そのころは20mほど離れた場所にもう一本あり、高さは2本とも同じくらいの高さだった。知らないうちに1本が消えた。

30,3,31ハナノキ2-2b.jpg
4. 岐阜、愛知、長野の3県のみに自生する。すなわちこの木は移植されてここにあるのである。長野県上田市の駅前通りや、会津若松市の繁華街には、街路樹として植えられている。紅葉も美しい。

30,3,31ハナノキ2-3b.jpg
5. 小枝の先端にポンポン飾りを付けたような咲き方である。黒い背景の時にきれいである。

30,3,31ハナノキ3-2b.jpg
6. 風の強い日だった。ぴらぴらが激しく揺れた。ぴらぴらはおしべとめしべだけで、花弁は無い。

30,3,31ハナノキ3-3b.jpg
7. すぐ隣にマンサクの木が花を咲かせていた。マンサクは花期がながく、桜の直前に咲く花ではない。

30,4,1花の木1-1b.jpg
8. 1本目の木の花が先に散り始めた。何度見ても奇妙な花である。
初めて、上田市の駅前で出会った時の大きな衝撃を忘れられない。

30,3,31フサザクラ1-1b.jpg
9. 2番目がフサザクラ。桜、梅、桃、リンゴなどのようなバラ科の花ではない。
フサザクラ科、フサザクラ属の花で、世界でも5~6個の亜種しかないという。
この木の花も花弁がなく、おしべとめしべだけが赤く目立つ。

30,3,31フサザクラ1-2b.jpg
10. まるで「はたき」のような形をしている。
この花と次のヤシオツツジだけは日光で自生している。

30,3,31フサザクラ1-4b.jpg
11. 自然界に赤色の少ないこの時期には貴重な花である。

30,3,31フサザクラ1-6b.jpg
12. やはり風の強い日だったので、

30,3,31フサザクラ1-7b.jpg
13. このように揺れ動くさまを撮った。鳴子のような音が…しなかった。

30,3,31ヤシオツツジ1-1b.jpg
14. 最後がヤシオツツジ。赤、白、紫の3種が知られ、赤が最初に咲く。
栃木県の県花である。奥日光を初め、近辺の山肌を埋める最盛期は壮観である。

30,3,31ヤシオツツジ1-2b.jpg
15. 色が優雅であるばかりではなく、姿かたちも優雅そのもの。風に揺れるサマが人間を惹きつける。今は里にしか咲かないが、GWのころは奥日光の一部が、ピンクのじゅうたんで埋まる。

30,3,31ヤシオツツジ1-3b.jpg
16. 逆光を透過する薄い花弁がまた魅力である。

30,3,31ヤシオツツジ1-7b.jpg
17. シャボン玉を吹き付けてみたが、風が強く、すぐに壊れてしまった。

30,3,31ヤシオツツジ2-3b.jpg
18. このなよなよさ、可憐さ。男どもの母性本能?を掻き立てる。

30,3,31ヤシオツツジ2-4b.jpg
19. 何度も言うが、この日は風が強かった。

30,3,31ヤシオツツジ2-7b.jpg
20. 吹かれ、張られて、木の葉のように舞い上がり舞い落ちる。
暴力団にさいなまれる乙女のごとく、しかし、決して涙を見せぬ強さも持っている。

ああ、ヤシオツツジ、ヤシオツツジよ。私の心に波を立たせる、私の心を虜にする。
GWが終わるまで、私は君たちのストーカーとなる。




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隅田公園の桜ライトアップ [花風景]

3月24日 隅田川の桜を撮りに行った。
午後3時ころ現地に到着すると、雲が多く陽が陰り、逆光の桜の花は黒ずみ、写真にならない状態だった。

しかたがないので、日中は花の写真はあきらめ、面白い写真を撮ることにした。
夜になればライトアップがあるから…。

30,3,24隅田公園の桜1-4b.jpg
1. 5年ほど前にこの場所で撮ったが、今回との一番の違いは、和服姿が多いことだった。しばらく和服姿をストーカーしてみよう。

30,3,24隅田公園の桜1-6b.jpg
2. この人はプロのモデルさんらしい。カメラを構えると視線をこちらに向けてくる。
ちょっと恥ずかしくなった。

30,3,24隅田公園の桜2-8b.jpg
3. 空が大きく画面に入ると、人物像は暗くなる。
この桜は、福島県「三春の滝桜」から枝を頂いて大きく育てたとのこと。ピンク色が際立っていた。

30,3,24隅田公園の桜2-9b.jpg
4. 前画像と同じ女性たちである。面白いポーズをとっていた。ちょっと顔が赤らむ。

30,3,24隅田公園の桜3-5b.jpg
5. 外人さんのカップルである。幸せそうな顔をしていた。

30,3,24隅田公園の桜1-7b.jpg
6. 隅田川の対岸を撮る。右端のビルの屋上には変わったオブジェが横たわっている。さるビール会社のビルで、ビールの泡をイメージしたといわれているが、そうは受け止めない人が多い。左端はおなじみのスカイツリー。
豪華屋形船で観桜の人たちがいる。

30,3,24隅田公園の桜2-1b.jpg
7. 桜の向こう側が空になると、逆光で桜の色が負ける。
藤城清二の影絵の世界に入ってしまう。

30,3,24隅田公園の桜2-6b.jpg
8. 画面の大部分を花が占めればこのような色になるが、それでも、カンカン照りのお日様の時とは大違いである。

30,3,24隅田公園の桜4-1b.jpg
9. 歩道わきのツツジの植え込みの中から桜の花が顔を出していた。
ソメイヨシノは実生では生えないので、よく確かめてみたら、木の根から直接枝が出ていた。

30,3,24隅田公園の桜4-4b.jpg
10. これはまた優雅な花見の宴である。流れに面した遊歩道では酒盛りが禁止されていたらしい。2人は弁当を食べている。缶ビールは見えなかった。

対岸の桜の木たちは、もしかして見ていたのかもしれない。
カメラの居る一段高い遊歩道では、「花より団子」の人たちがわんさと酒盛りをしていた。

30,3,24隅田公園の桜4-8b.jpg
11. 桜の枝が「マル」を作りその向こうにスカイツリーが立っている。桜がピンク色に撮れたなら最高の構図なのだが…。
ライトアップの時間帯でもう一度同じポーズで撮らせていただいた。(画像19)

30,3,24隅田公園の桜5-5b.jpg
12. このポーズに魅せられているうちに18:00になり、スカイツリーが点灯された。

まだ周辺の明るさに遠慮して、控えめな輝きである。

30,3,24隅田公園の桜5-7b.jpg
13. 同時に公園内のライトアップも始まった。いい雰囲気である。

30,3,24隅田公園の桜6-1b.jpg
14. 暗さが増すとともに両者の呼吸が合い、味わい深い画像を見せてくれた。

30,3,24隅田公園の桜6-4b.jpg
15. 華やかさを表に出して、桜の木々が手招きする。

30,3,24隅田公園の桜7-1b.jpg
16. 赤色の濃い桜が2本。誇らしげにポーズを撮る。

30,3,24隅田公園の桜6-6b.jpg
17. 背景の青色がなかなかよい助演をしてくれる。

30,3,24隅田公園の桜7-4b.jpg
18. 画像16と似た構図ではある。

30,3,24隅田公園の桜7-6b.jpg
19. 画像11と同じ構図で撮ったが、撮影モードを間違えた。風景モードで撮ってしまった。絞り優先Avで取らなければ…

30,3,24隅田公園の桜7-9b.jpg
20. これは絞り優先で撮っている。スカイツリーに焦点を合わせ、手前の桜たちには、あんたたちはわき役だから立場をわきまえてね、と言い聞かせてある。

昼の部から夜の部までの時間帯が長い。寒さも身を責める。
かといって、食事に行くほどの自信もない。撮影のベストモーメントは、いつ訪れるか分からないのだ。


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雑草だって銀衣装 [風景]

前回、ホトケノザの銀衣装を披露させていただいたが、全日本雑草連盟からお小言を頂戴してしまった。
銀衣装を着て輝くのは、何も名のある花々に限ることは無い。
というよりも、雑草だってそれぞれに名を持っているし、ホトケノザそのものが雑草に含められることもあるくらいだから、一般の雑草の名誉回復のためにも、雑草が美しく輝くさまを撮影して、披露していただきたい、との仰せであった。

確かにそのとおりであり、nikkinも美しく輝く雑草の画像を撮り溜めてはいた。連盟からのご忠告を真摯に受け止め、ここに改めて雑草の晴れ姿をご披露させていただく次第である。

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1. 砂糖菓子で絡めたような葉っぱを朝日が透過する。背景の暗さが美しさを引き立てる。霜の銀衣装は、森羅万象すべてのものを輝かせる。

30,1,13 雑草と霜の詩1-7b.jpg
2. 枯れ草には霜がつきにくい。やはり生きているものには液体の循環があり、その液体が蒸発するときに銀衣装に変わるのだろう。

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3. 少しずつ銀衣装が消えてゆく。深夜12時のシンデレラならぬ、日の出の時刻に運命を委ねる草花である。

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4. 1本の葉柄の向こう側に背景を演ずる助演者がおどろおどろしい。天然の美がこんな葉影に隠されているのだ。これまさに葉隠れの術。
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5. 私にも早くお日様を、とついつい叫んでいるのだが、この朝だけは本音で言うと、お日様に朝寝坊をしてほしかった。

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6. お日様はそんな雑草の本音を、聞こえぬふりで輝き続ける。

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7. これは枯れ草の一部に見えるのだが、霜の付き具合から判断すると、茎の芯には液体が循環しているのだろう。

30,1,13 雑草と霜の詩3-2b.jpg
8. これまた素晴らしい。まるで歯ブラシの一部のような外観である。
そしてブラシの芯は黄金いろである。天然は最高のアーティストである。

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9. 雑草たちが何かで頭を抑えつけられたように見える。天に向かって付きあげる葉っぱの先端が無い。霜の重さで下を向いたのだろうか。ここら一面の雑草たちは飛びぬけて従順なのだろうか。珍しい光景ではある。


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10. ここでも、赤い草たち以外は、みな地面にひれ伏している。「頭(こうべ)をあげよ」というお許しが出るまでは、ひれふすのが平民たちのマナーである。


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11. これも同じ光景の延長。赤と白の対比が美しい。


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12. これは何だ? 草に着いた霜であることは確かである。左方に土から出た茎がある。エノコログサの一種だろうか。


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13. 手で触れて少し動かしてみた。怒ることもなく、されるがままである。
こんな霜に出会えただけでも、撮影に出かけた甲斐があった。
歩けば歩くだけの収穫がある。これがカメラ道の真理である。



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ホトケノザ銀衣装 [花風景]

今年は思わぬ雪の襲来が続いて、早春の草花にとっては災難だった。
当地区で今時分に咲き始める草花はホトケノザとオオイヌノフグリである。

かなり早く顔は出したものの、寒さの洗礼を受けて成長が止まっていた。
ようやくそれらしい咲き方を見せ始めたが、それでも霜の攻撃は執拗である。
霜だけならば、例年と変わりない。昼間に雪が居座ることになると、ちょっと困るのだ。

霜の銀衣装はビロードの襟飾りのよう。澄まし顔のホトケノザがかわいい。

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1. 緑色の葉が見えなくなるほどに霜が盛りあがっている。
反対色の花がとてもかわいらしい。散々苛められたのにいじけもせず、
素直な女の子に育ってくれてありがとう。心癒される風景だ。

30,2,27ホトケノザ銀衣装1-3b.jpg
2. まだ陽が昇らない未明の空気が凛として厳しい。
陽が昇るとかえって赤みがかって、花の清楚なイメージと合わないこともある。
願わくは、陽の登る前に撮り終わりたい。

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3. 花の突端に、赤ちゃんのような目が二つ、あるいは四つも覗いている。
ホトケノザの「花の精」である。花の精の割には俗っぽいところがあり、
カメラに映りたがるのである。
カメラマンが気づかぬうちに、花の精など認めないでシャッターを押しても、出来上がった画像には花の精が澄まし顔で映っているのだ。

30,2,27ホトケノザ銀衣装1-6b.jpg
4. ここにもちゃんといる。シャッターを押す前に顔が見えたら、花の精ちゃんの顔を真正面から撮ってあげるのに、シャイなのだろうか。シャッターを押す前には知らん顔をして隠れているのである。

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5. ところで、読者諸氏は気づいておられただろうか。
緑の葉っぱにはこぼれんばかりの霜がついているのに、花には霜がつかない。この画像で初めて1個の蕾に霜がついている。なぜ、霜は選り好みをするのだろう。
私の考えでは、花と葉の役目が違うので、花の体温が葉よりも高いからではないだろうか。花は今、子孫を残すべく種を作る作業に命をかけている。そこにはエネルギーが注入されており、体温が上がるのだろう。さらに、葉の裏側には気孔があり、根から吸い上げた水分の余りが吐き出される。だから葉には霜が出来やすいのではないだろうか。

30,2,27ホトケノザ銀衣装2-2b.jpg
6. 花の精ちゃんが、ほぼ正面を向いて撮れている。なんともかわいらしいこと。
そして妖精ちゃんには霜がついていない。妖精ちゃんは呼吸をしていないのかもしれない。

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7. ふと脇を見ると、青い小さな花、オオイヌノフグリである。この花には霜がついている。なぜだろう。あまりに小さいので、小さなエネルギーが注入されても、霜を撃退するほどには体温が上がらないのではないだろうか。

30,2,27ホトケノザ銀衣装2-6.jpg
8. それにしてもかわいい花だ。ホトケノザだけでは寂しさを覚えるのだが、
オオイヌノフグリ君のおかげで心が温もったよ。
それにしても「オオイヌノフグリ」とはかわいそうな名前だ。犬の陰嚢とは…。

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9. ここにも妖精ちゃんが4人も集まっている。女子会を開いているのだろうか?

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10. 陽が昇り始めた。光がある方がメリハリが出るのは確かであるが…。

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11. ここでは、朝日の赤さが画面を支配している。わがもの顔で…。

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12. ここでも…。やはりnikkinの好みではない。引きあげよう。




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雪降る夜に [風景]

雪を礼賛するとお小言を頂戴してしまう怖れがあるのだが、私個人に限れば、雪は美しい被写体であり、私個人に対して何の非も見せていない。
「自分にさえよければいいのか?」というお小言も可能ではあるが、アメリカでイスラム教信者への偏見が善良な信者にも及んで問題になったように、物事を一つにひっくるめて批判することは正しくないと思う。
今回はまた、夜の雪降りの景色がことさら美しかったので、読者諸氏にご披露したい。

30,2,22雪降る夜に1-1b.jpg
1. 杉並木公園の一角にある重連水車と、モミジの木である。なじみの読者諸氏には見覚えのある被写体だろう。
モミジの木の向こう側には街路灯が立っている。白熱電球の街路灯は、デジカメでは赤く撮れるが、これは今はやりのLEDだと思われる。白い電灯なので、夜景はモノトーンに見える。
フラッシュを当てると降る雪は白い球形となって撮れる。シャボン玉ではなく、多様な形状の雪粒なのであるが、光学的には球形となってしまう。


30,2,22雪降る夜に1-2b.jpg
2. 細枝には雪が固着して、枝全体が白く見える。中央奥の細枝に焦点を合わせると、雪粒の球形は見えにくくなった。

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3. 同じ対象を、アングルを変えて撮った。モミジの小枝に、やや赤みがかった冬芽が見える。

30,2,22雪降る夜に1-7b.jpg
4. 重連水車をシルエットにできるアングルを探した。
カメラの上に大きな枝が張り出していたので、雪粒の球形葉撮れなかったが、メルヘンっぽい水車が浮き出てきた。

30,2,22雪降る夜に1-9b.jpg
5. また少しアングルを変えて、雪粒の球形画像を作りだした。

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6. 雪粒は瞬間、瞬間で数が変わる。多い時を狙うのはたやすくない。

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7. 公園内の梅の木である。この時はたまたま雪粒がドカッとやってきて、わがもの顔に画像を蹂躙した。善意に捉えて、ブログに載せてあげよう。
ライトによるハレーションのようにも見えるが、1個1個の球形は紛れもない雪粒であり、またハレーションだったら、赤青のにぎやかな色彩美となるはずである。

30,2,22雪降る夜に2-7b.jpg
8. 雪粒が少ない時の画像はこんな風になる。

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9. 杉並木内に入って撮った。高い杉の木に遮られて、

雪粒はあまり進入出来ない。ここの街路灯は白熱電球なので赤みを帯びている。

路上に積もっている雪はほんのわずかである。

30,2,22雪降る夜に3-1b.jpg
10. 杉並木の一部に側方への出口がある。向こう側は低くなっており、夜空が見えている?

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11. フラッシュによるシャボン玉様物質は、左からの強い光で消されている。
わずかに残って球形が左方に見える。

30,2,22雪降る夜に3-5b.jpg
12. 白熱電球とLED電球とが競い合っている。
白熱電球の周りではシャボン玉が消され、LEDの周りでははっきりと残っている。LEDはカメラマンの味方である。


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中禅寺湖の氷と男体山 [風景]

中禅寺湖が完全結氷することは無い。それは、水深が160mと深いので、深層と表層との間に対流が起こり、常に0℃前後の冷たい水と4℃の水とが撹拌されるからである。
というのは机上の理論。実際には完全結氷したことがある。
30年ほど前、中禅寺湖全体が凍りついた。その証拠写真が、立木観音通りのレストランメープルに展示されている。オーナーが自らカメラに収めた俯瞰写真である。鳥肌が立つような写真である。

今は、中禅寺湖の湖尻、大尻川への接続域の直前に、波の立たない水域がある。外気温が下がった時には、ここが真っ先に、約100mほど沖まで結氷する。
しかし、白根山系から吹き下ろす冷たい風が波を起こし、波及した大波小波が、結氷したばかりの水域の氷を打ち砕く。そして日の出に反射する大小の氷の破片がキラキラと輝く。波と一緒に揺れ動き、七色に光りながら、破片同士がきしみ合う音楽を奏でる。めったに出会えない、自然のなせる芸術祭である。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山1-1b.jpg
1. 2月11日 8時半ころ、歌が浜で写真を撮って、さて湯の湖方面に何かいい被写体があるだろうか、と通りかかった時に湖尻の表面が氷の破片で覆われていることに気付いた。
手前はまだ陽が当らない湖面であるが、氷の破片が押し寄せている。
中央左側は、微細な破片が波に寄せられて山脈状になっている。中央右方は、岸の積雪と微細破片の山脈との間に、大きなガラス板状の氷が浮き沈みしている。
背景は男体山。向こう岸とこちらの大波との間に、濃青色の平坦な水面が見えている。氷の破片軍団が波消し効果を示している。左方の濃い紺色の湖面には中等度の波が押し寄せている。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山1-2b.jpg
2. 山肌のダケカンバに反射した赤い光線が湖面の氷を染めている。日陰の氷の青色が美しい。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山1-5b.jpg
3. 手前の大波区域では、波が微細な破片を自在に弄びながら、岩に当たって砕け散っている。鎌倉第三代将軍源実朝の和歌を絵にしたような光景である。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山1-7b.jpg
4. 白、黒、青、赤茶色、大きな破片、小さな破片、キラキラ点滅する光、沈黙の暗黒地域…。見ていると引き込まれてしまいそうだ。

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5. 少し明るいエリアに近づいた。これらすべてがゆっくりと上下している。そしてもちろん氷のきしみ音が、機械的に続いている。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山3-4b.jpg
6. 大小の氷の破片が波を抑えている地域である。小さな破片の集団だが、それほど強くない波ならば十分に対抗できる。
氷たちの大運動会のような、オリンピックのヒーローを迎える銀座のパレードのような、喜びにあふれながらもしっかりと秩序を守っている、そんなお祭り行事を見守っている観光客は驚くほどに少数だった。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山3-5b.jpg
7. 微細な破片が集まった上半分は、陽が十分に当たっていて、キラキラと光る星がまぶしい。しかしながら、光がしっかりと当たっているためにかえってモノトーンになっていて、美しさが減じている。


30,2,11中禅寺湖の氷と男体山3-9b.jpg
8. 温泉街の住民たちは見慣れているからか、あるいはお泊り客たちの朝食の後片付けに追われているせいか、まったく姿を現さない。写真を撮りまくっていたのはnikkinだけだった。

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9. 方角を変えて白根山系を望む。ちょっと分かりにくいが、氷の湖面がかなり遠くまで続いていた。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山4-6b.jpg
10. さらに左方の社山方面を望む。まだ暗い湖面も多く、華やかさに欠けるきらいがある。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山5-1b.jpg
11. これから男体山を背にする向こう岸に移動する。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山5-3b.jpg
12. やや逆光線になる条件下では、白黒の世界になる。
肉眼ではもっと美しかったのだが、カメラを通すとこんな色彩に変わってしまった。
撮影直後に画像確認はやるのだが、強い日差しの下ではよく見えない。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山6-5b.jpg
13. 大きなガラス板が何重にも重なりあっている。これももちろん、肉眼ではかなり美しかったのだが…。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山6-7b.jpg
14. なぜか、遠くを撮るときはモノトーンにはならない。とはいうものの、アングルが逆光線から逃げているせいからだろう。

この桟橋が波を消しているので、こちら側の湖面が結氷しやすいのである。

30,2,11中禅寺湖の氷と男体山7-1b.jpg
15. 上の二つの画像の中間のアングルで撮った。やはりカメラは正直である。

遠くまで氷原は続く。

30,2,11男体山と氷8-2b.jpg
16. 最初のころのアングルに戻って撮った。被写体が変わったわけではないので、読者諸氏には退屈かもしれない。画面をぐっと明るくしてみた。

30,2,11男体山と氷8-3b.jpg
17. 画像5や7と似たアングルで、明るさを大きくしてみた。

30,2,11男体山と氷9-3b.jpg
18. これも同様な画像処理である。読者諸氏はどちらを好まれるのだろう。

30,2,11男体山と氷9-4b.jpg
19. これは画像11と似たアングルの明るい画像である。
nikkinは、明るさを抑えた画像を好むのだが…。

今回は中禅寺湖湖尻の、めったに見られない美しい自然現象をお届けでき、この上ない幸せを感じている次第である。




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大谷川河川敷大雪の日の出 [風景]

日本中が大雪で大混乱となった日、皮肉なことに大谷川の河川敷は最高のシャッターチャンスとなった。大雪の被害ばかりが放送されている中、大雪側の弁護士を買って出た次第である。ありがとう大雪君。

30,1,23大雪の大谷川河川敷日の出1-1b.jpg
1. 06:53 最初の大雪、1月23日の朝である。東の地平線にお日様が顔を出した。サツキの植え込みを覆う積雪にも陽が当たり始めた。

30,1,23大雪の大谷川河川敷日の出1-3b.jpg
2. 06:56 3分後であるが、太陽の昇る位置から見て、この画像のほうが早い時刻のようにも見える。サツキの植え込みにも陽が当たっていない。
カメラ内蔵の時刻は正確である。カメラの位置を動かしたので、このような疑問を呼ぶ画像となったのである。

30,1,23大雪の大谷川河川敷日の出1-5b.jpg
3. 06:56 分単位の時刻は同じであるが、数十秒のずれがある。
東の空の雲がもう少しきれいになることを期待したのだが、駄目だった。

30,1,23大雪の大谷川河川敷日の出1-6b.jpg
4. 06:57 雪原にわずかにに陽が差し始めた。
ちなみに、正面のケヤキの木は 1月24日のブログの、第8,9画像に撮った樹である。もちろん、ピンクの花が咲いているのだが、逆光で撮っているので、読者諸氏の目にピンク色が見えることは無い。

30,1,23大雪の大谷川河川敷日の出1-8b.jpg
5. 06:59 2分後、足跡のまったくない雪原が美しい。ここに足跡を残さないために大きく迂回して歩いた努力に気づいてくれただろうか。

30,1,23大雪の大谷川河川敷日の出1-9b.jpg
6. 07:01 雪原から直接昇る水蒸気が、けあらしとしてカメラに捉えられたように見えるが、肉眼ではそれを認めていない。逆光によるハレーションと思われる。

30,1,23大雪の大谷川河川敷日の出2-1b.jpg
7. 07:01 同じ時間帯の画像であるが、けあらしもハレーションも見られない。ハレーションがあった方が美しいのに…。

30,1,23大雪の大谷川河川敷日の出2-2b.jpg
8. 07:11 10分後である。隣接する小さな池からはけあらしが立ち上っていた。
けあらしは肉眼でも確認出来ている。ちょっと前まではカモが20羽以上戯れていたのだが、カメラが近づくと逃げてしまった。
もしもこの時までとどまっていたら、瞬時に焼き鳥になっていたのかな…?
岸辺の綿帽子がおとぎの国にいざなってくれる。

30,1,23大雪の大谷川河川敷日の出2-3b.jpg
9. 07:11 ここにも現れた逆光のハレーション! 確かにきれいではあるが、写真としての価値は無いそうな…。

30,1,23大雪の大谷川河川敷日の出2-5b.jpg
10. 07:12 1分後、おとなしい画像になって、けあらしが確認できる。
雪の降って朝は、雪が解けて
水温が下がるので、太陽に暖められた気温との差が大きくなるので、けあらしが発生するのである。



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冬のしだれ桜満開 [風景]

またも奇跡が訪れた。
15年ぶりにケヤキの枯れ木に咲いたピンクの花を撮ったら、
わずか1週間後には、しだれ桜の枯れ枝に咲いた満開の花を撮ることができたのである。

1月29日午後7時ころ、湿っぽい雪がかなり激しく降った。しめしめと思ったが、この後どういう経過をたどるかが一番大切なことである。
1時間後にカーテンをめくってみたら、雪は止んでいた。
正味どれくらいの間降ったのだろう。1時間くらいだろうか。
1週間前の雪よりも湿っぽかったので、これでも十分かもしれない。
このところ私の運は上向きになっていると感じたので、期待してベッドに就いた。

捕らぬ狸の皮算用だが、翌朝のシャッターポイントを夢に描きながらぐっすりと眠った。翌朝は6時に目覚ましを掛けていた。

30,1,30冬の枝垂れ桜1-1b.jpg
1. 06:49 目星をつけていたしだれ桜に到着したとき、細枝の1本1本が湿った雪に閉じ込められ、背景のピンク色の雲の助演も得て、美しい姿を見せていた。
田んぼにはしっかりと雪が積もっていた。

30,1,30冬の枝垂れ桜1-2''b.jpg
2. 06:49 雪は枝に乗っているのではなく、細枝を包み込んでいる。湿っぽい雪の面目躍如である。日の出の直前である。

30,1,30冬の枝垂れ桜1-5b.jpg
3. 06:53 バッテリー交換をしている間に4分が経過した。日の出がこんなにも進行していたとは不覚であった。寒さ厳しい中、指がかじかんで思うように動いてくれないのである。

30,1,30冬の枝垂れ桜1-7b.jpg
4. 06:54 雪原の規模としだれ桜の木の大きさを示す。2階建ての家屋をはるかに凌駕する。そして、咲いている、咲いている! 桜が咲いている。

30,1,30冬の枝垂れ桜1-9b.jpg
5. 06:54 家の周辺の低木ブッシュにも不規則な光が当たり、華を添えている。家の中はまだ眠っているようだ。自分の家の桜が、時期外れに奇跡を起こして満開になったことを知ってや知らずや。

30,1,30冬の枝垂れ桜1-9'b.jpg
6. 06:57 朝焼けで赤くなった細枝を示す。桜の木は剪定しないので、多すぎるほどの枝枝が、赤さを誇示しているようだ。

30,1,30冬の枝垂れ桜2-6b.jpg
7. 06:57 青空がすがすがしい冬の朝を演出し、それに応えるしだれ桜も千両役者ぶりである。こんな桜を一度目にしたら生涯忘れられるものではない。目の保養、あの世への土産話、神様が下さった早起きへのご褒美…。

30,1,30冬の枝垂れ桜2-9b.jpg
8. 06:58 このしだれ桜のしだれぶりは、イマイチと見られるが、今日の姿かたちは申し分ない。ありがとう、天地創造の女神さま。

30,1,30冬の枝垂れ桜3-2b.jpg
9. 06:59 直近から、黒い枝越しに赤い細枝を撮る。さすがに花らしい形状は無いが、十分な美しさである。

30,1,30冬の枝垂れ桜3-3b.jpg
10. 7:01 反対側に回り込んで撮った。日向と日陰とが入れ替わった。
赤さの色褪せもかなり早くやってきてしまった。最高の贈り物を頂いたのだが、神さまは気が早いらしく、大急ぎで花を連れ去ってゆきたいようだ。

またチャンスがあるかもしれないので、次のシャッターポイントをしっかりと決めておきたい。





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枯れ木にピンク色の花を! [風景]

大雪が枯れ木に花を咲かせるのは珍しくない。
それは木の枝や幹に張り付いた雪を花と解釈すればよい。
しかし、それではすべて白い花になってしまう。
ピンク色の花を、ピンク色の雪原に咲かせて見せましょう。
ピンクの花を咲かせるにはタイミングが肝要となる。

私はこのピンク色の花に、日光へ来た最初の冬に出会った。
以来毎冬、柳の下のドジョウを狙って努力したが、今回まで撮影には至らなかった。
いろいろな条件が重ならないとうまく撮れないのである。
雪がサラサラ過ぎると枝に絡みつかない。雪が深夜過ぎまで降っていないと、風が雪を払ってしまう。翌朝が好天でしかも日の出が美しくなければならない。
東の空に少しでも雲海が先住していると、朝日の一番赤い時間帯の光を享受できない。風のない朝でなければ枝の上の雪の量が減る。
そんな好条件が揃うのを、15年間待って、ようやく撮影できたのである。

30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け1-1b.jpg
1. 06:51 まだ辺りは薄暗い。しかし東の地平線上には朝日が顔を出した。
河川敷公園の一隅にケヤキの木がたっている。雪は十分量絡みついている。
向かって左側の下半分の枝枝には、わずかに赤みが差している。

30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け1-2b.jpg
2. 06:52 1分後である。左側の枝枝にははっきりとピンク色の雪が絡みついている。後方の、高さ2mほどの土手に、わずかにピンク色の日の光が届いている。

30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け1-3b.jpg
3. 06:52 同じ52分であるが、数10秒の差がある。
このピンク色を見落とす読者はもういない。土手のピンク色も強くなっている。

30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け1-6b.jpg
4. 06:56 4分後。遠く西の空の雲は、この朝一番の赤みを呈している。
デジカメの特徴で、陽の当らない雪面は青色を呈する。
木の右側と左側では、届く光の量に差があるのである。

30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け1-9b.jpg
5. 06:58 右側の枝枝が青色からピンク色へと変わろうとしている。
雪原にもわずかに陽が届き始めた。

30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け2-1b.jpg
6. 06:59 明るい光が雪原に満ちて来た。手前の黒い線は、サツキの
植え込みである。カメラマンの影も見えているが、見ないふりをしてほしい。

30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け2-3b.jpg
7. 07:00 1分後、早くも朝日の赤色が褪せ始めている。
ピンク色と空色に色分けされた雪原が美しい。

30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け2-6b.jpg
8. 07:05 手前は新しい撮影対象のケヤキであり、先ほどまでのケヤキは奥の、土手の手前に立って居る。樹形の違いが分かるはずである。手前の木もやはり左側と右側でピンク色に差がでている。

30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け2-7b.jpg
9. 07:05 ケヤキが3本立っている。右手前が新しいシャッター対象。中央奥が最初のシャッター対象。その左の土手の向こう側に立っているのが第3のケヤキである。3本とも似た色彩変化を見せ、似た美しさを演出しているのであるが、この距離を飛んで歩くわけにはゆかないので、今回は真ん中のケヤキにのみ集中した。


30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け2-8b.jpg
10. 07:07 おなじみの小さな池である。もはや赤色は極少量にすぎない。池面はわずかに波立っており、鏡像はやや霞んで見える。日光連山は、遠い、黒い雲の陰である。右手のケヤキは、初めからシャッター対象の栄誉を与えられた木である。

30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け3-1b.jpg
11. 07:08 池面にはわずかにけあらしが立っているが、ほとんど認識できない。
左奥、土手の向こうに桜並木があり、ピンク色を呈している。傍まで行って撮れば、樹形も桜なので、雪景色の中の桜満開の風情を出せたのだが、何せ末期高齢者の仲間入りが近いカメラマンには走るだけのエネルギーが無かった。

30,1,23大雪の朝雪華の朝焼け3-4b.jpg
12. 07:18 10分後、ケヤキの花が白色に変わっていた。3本のケヤキが見える。小さな池は、中央左側、植え込みの中央がやや窪んでいるところにある。

この美しいピンク色の冬の花を2度も撮ることができ、感無量である。
もう一度のチャンスは多分来ないし、来なくとも十分満足である。
読者諸氏に日光の魅力を広めるために貢献できたならば、望外の喜びである。




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