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小田代原の草紅葉 '17 [紅葉]

竜頭の滝の紅葉を待っていたのだが、竜頭がもたもたしている間に、 小田代原が先に紅葉を始めた。いや、もう遅いくらいなのである。

先週半ばに最盛期に達した草紅葉の報に衝撃が走ったのは、その直後だった。
初霜初氷が襲いかかったのである。霜や氷は草紅葉の色を黒っぽくしてしまうのだ。

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1. 一見きれいな草紅葉ではあるが、左方の一部がやや黒ずんでいる。
しかし、この昼下がりは、雲が多く、お日様のかくれんぼがやたら頻繁だった。
太陽が雲の影から抜けきらないうちにシャッターを押すとこんな具合に撮れるのだった。

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2. 現場では、お日様が雲から出切ったかまだかの判断がやけに難しい。先ほどよりは少し良いから今急いで、というような気持ちにさせられる。この画像は今見るとイマイチのものである。

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3. 不思議な模様である。毎年同じ形をしている。どうしてこんな模様が?
それを解くには小田代原の歴史を紐解く必要がある。
今でこそ湿原から草原へと言われているが、その昔何百年もの間、ここには交錯する川が流れていたと考えられる。このエンジ色の模様は、ホザキシモツケと呼ばれる低木林なのである。その林が川に沿って、境界線も鮮やかに蛇行している。
その回答は、川に沿って種子が運ばれたからに他ならない。

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4. ホザキシモツケは、一時絶滅危惧第2種に分類されたことがあるほどに、繁殖力が弱い。昔からの筋道から1cmもはみ出さない。憲法9条にも匹敵する平和主義といえよう。そのおかげか否かよくは分からないが、とにもかくにも平和な住み分けが成立している。



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5. 貴婦人の両脇にお行儀よく並ぶ低い落葉広葉樹はズミの木である。この紅葉ももうすぐ最盛期を迎える。そして貴婦人も金髪になり、カラマツが貴婦人のために金屏風となる。とても楽しみだ。

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6. 木道を進んだところで撮ると、まばらな広葉樹が趣を添える。

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7. 男体山と貴婦人を背景にした草紅葉も、欠かせないショットである。

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8. 同じ位置から、入口の展望台方面を望む。
いろいろな種類の植物がそれぞれの色で草紅葉を盛りたてる。
ヤマアワ、エゾヌカボ、ノガリヤス、ホザキシモツケなどである。
ホザキシモツケは木であるが、他はすべて草である。草紅葉という名は…。

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9. 展望台から見るよりもこちらから見る方が鮮やかさが勝る。

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10. 前のショットと同じ位置から、カメラを引いて撮った。
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11. ここの数本の広葉樹もズミの木。雪が降るまでの期間も、猛スピードで走り去る。

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12. 少し時間が経過した後の草紅葉。夕日が低くなると赤色が増幅される。

♪秋の夕日に 照るクサモミジ…。

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13. 少し高い位置から見下ろして撮っている。ここに居るのも同じ貴婦人である。

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14. このカラマツ群がすべて金色に変わった時の豪華さは、文章では表しきれない。

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15. 後ろの山は太郎山。日光連山の長男坊だ。

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16. バス通りわきには数本のマユミの木があり、草紅葉を背景にしたショットも面白い。それぞれの木にそれぞれの紅葉あり。その醍醐味を伝えきれないもどかしさを感じつつ、毎年毎年、同じため息を漏らす。



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竜頭の滝のシロヨメナと虹 [風景]

竜頭の滝の紅葉が待ち遠しくてならないここ2~3週間であるが、もう少し気を持たせて、今回は竜頭の滝の紅葉直前情報を一つ二つ…。

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1. 竜頭の滝を茶店展望台から見ると、左右に分かれている。右側に見えているのが右滝。ここは大きな岩が滝を二つに分かれさせている中壁のような部分。
正面の小さな岩に白い花が咲き乱れている。さらに手前のやや大きい岩にも。滝の水量が増すと、これらの岩にも滝が降りかかるのだが、こんな岩に忍の一字でへばりついている花があるのだ。

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2. 何の花だろう。しばらく観察したが距離があるのでよくわからない。しかし、奥日光で今咲いている白い花はシロヨメナしかない。多分間違いないと思われる。

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3. シロヨメナを撮りながら、ふと左滝を見やると、何と立派な虹が輝いていた。
直射日光が当たる場所で、カメラマンには嫌われる時間帯なのだが、虹とあれば撮らざるを得ない。

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4. 虹は、滝のしぶきのスクリーンの上に結像する。滝のしぶきが多かったり少なかったりすると、虹の運命も左右される。しかもにっくき直射日光の中で…。

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5. 画像1.2.の岩に咲く白い花が見えてきた。二つの滝はかなり離れた位置にあるのである。

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6. 両滝を並べて撮る。ここでも部分的に直射日光が当たるという、最悪の条件下である。手前の方にも白い花が咲いている。そしてそれらはたしかにシロヨメナなのである。

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7. さて紅葉はというと、滝下のシャッターポイントがこんな具合。


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8. 同じ場所の違うアングル。やはりさびしい。

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9. 緑の涼感満載ではあるが、紅葉を期待する時にこれしかないのでは、残念至極である。

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10. 展望台直下のモミジ。やはり1週間後が最も美しいのだろうか。

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11. さてこの一枝、枝ではなく幹である。これは3^4年前まで右の岸辺からの、100本近くの群生モミジの、たった1本の生き残り。崖崩れのために他の仲間が全滅した中で、この1本だけが奇跡的に助かったのである。
2年前に見た時はドッジボールにも及ばない小ささで、それでも懸命に、この上なく美しく紅葉していた。この1本、果たして成長できるのだろうかと、心配したが、
昨年はかなり大きくなっていた。そして今年、がんばって成長した。
「僕がんばったよ。必ず見に来てね」 ああ、行くとも。たとえ雷落ちても行くよ。
晴れ姿を皆さんに紹介してあげる。とても楽しみだなあ。

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12. 1本モミジをしり目に、桜とツツジの紅葉が始まっている。
モミジは少し遅れるのだが、遅れて来た王子様、となるか否か。
読者の皆様、この後に続くnikkinのブログをぜひお見逃しなく。


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奥日光 紅葉のはしり [風景]

奥日光といえども、本格的な紅葉には1か月ほど早いが、紅葉のハシリはあちこちで見られる。

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1. シウリザクラの紅葉である。漢字では朱利桜と書くらしい。
奥日光には群生地もある、寒冷地独特の桜である。

29,6,25 シウリザクラの花1-3b.jpg
2. 6月初旬、ズミの木と争うように咲き始める。花序は長い円筒形で、穂状に咲く。
低地に咲く仲間の「ウワミズザクラ」は、一見まったく同じに見えるが、生物学的にはどこか違うらしい。私にはよくわからない。

29,6,25 シウリザクラの花1-5b.jpg
3. 花1個1個は真白であるが、散った後の萼が赤茶色をしている。満開の時期には、気品を感じさせる花である。

29,9,9シウリザクラの紅葉1-6b.jpg
4. その紅葉に戻るが、小枝単位または葉っぱ単位で紅葉する。
桜の仲間なのでサクランボが生っている。今は硬くて渋いが、霜が数回降りると、甘酸っぱい柔らかい実となる。

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5. 小枝単位または葉っぱ単位で栄養障害をきたして紅葉するのだろう。

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6. 大きな枝単位の紅葉ももちろん見られる。

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7. 逆光で見る紅葉が素敵である。


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8. 実のなる雌株とならない雄株とがある。この木の実の密度はすごい。

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9. 湯の湖の出口(湯滝の直前部)にあるナナカマドも、紅葉を始めている。
今は赤い実が鈴生りなので、紅葉よりも目立つ。しかし、ナナカマドは知る人ぞ知る紅葉のトップランナーなのである。

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10. 竜頭の滝の滝壺真上に枝を伸ばしたナナカマドである。羽状複葉の葉が真っ赤に色づいている。

29,9,9湯の湖の紅葉1-6b.jpg

11. 同じ枝を、アングルを変えて撮った。滝を背景の真ん中にしたのである。
少し手前に位置するハウチワカエデのシルエットが趣を添えている。
この枝のみに日差しが当たる、貴重な一瞬を捕えられた。日ごろの心掛けの悪い私にとっては、出来すぎの好機だった。

今年の紅葉はどんな紅葉なのだろう。
8月の日照時間が極端に短かったので、心配しているのだが、ハシリの具合は例年とあまり変わっていない。

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小田代原霧の日の出 [風景]

今年の夏は、極端な日照時間不足で、農家が大きな被害を受けたばかりか、
カメラマンたちが大きな被害を蒙ったことは言うまでもない。

朝霧に陽が差さないと、美しさが半減するのである。

9月9日の小田代原
はしっかりと晴れ渡り、霧が重たく垂れこめ、そしてこの霧が日の出に照らされて赤々と燃え立ったのである。

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1. 05:44 小田代原は日の出の少し前。湿原を草と灌木とが敷き詰め、朝露がしっとりと降りていた。カメラマンの一人によると、nikkinの到着前、一瞬だけ0℃を記録したそうな。初霜のニューズも間近だと思われた。

山の端が赤く縁取られている。ここから朝日が昇るのだろう。
右端の山裾が男体山、左となりが大真名子山、その左が小真名子山。大真名子山と小真名子山との間から遠くに見える小さな頂が女峯山である。画面左端が太郎山。
大真名子、小真名子の兄で、男体山と女峯山夫妻の長男坊である。


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2. 05:49 画面右端の山裾が男体山、正面右が大真名子山、その左が小真名子山である。大小真名子山の間で、霧の中に浮かぶ一番高い木が、かの貴婦人と呼ばれるシラカンバである。
今は日の出前の日陰が青く映る、青霧の時間帯である。


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3. 06:01 日が昇った。直射日光が当たるところは赤く、日陰部は青く見えている。
貴婦人は赤と青の境界線上に居られる。


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4. 06:01 朝日が男体山の頂近くから出ている。貴婦人に光が当たり始めた。
青と赤の霧が美しい。


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5. 06:02 朝日が湿原の露滴を蒸発させ、霧が増えている。

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6. 06:03 日が昇るにつれて赤い霧は右に移動し、やがて赤色が消える。

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7. 06:08 湿原の露滴とオニユリ、ヤマアワなど。

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8. 06:10 男体山上の太陽が、湿原のズミノキをシルエットにする。

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9. 06:12 強力な太陽も、時には朝霧に勝てない。朝霧を追いたてるどころか、自身の光が弱められている。

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10. 06:17 このアングルでは、男体山とカメラの間にある貴婦人が、霧のせいでまったく見えない。

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11. 06:19 このアングルでは霧が消えかけている。

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12. 06:23 正面中央に貴婦人がかすかに見えているが、この後貴婦人は御簾の影にお入りになってしまった。霧が濃い時は太陽が虹色の笠をかぶる。

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13. 06:26 クモは芸術家。きれいな作品で心を癒してくれる。太陽を背にしてクモの巣を見ると、虹が見えることもある。


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14. 06:36  画像8と似たアングルである。少しずつ霧が減じている。

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15. 06:39 いつまでも霧が続いている。山々の真下に秘密の洞窟があり、その中が透けて見えるような錯覚に陥る。

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16. 06:40 また急に霧が燃え上がった。霧の気まぐれさは、女性の特徴だろうか。


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17.  06:41 急に霧が晴れ始めて、貴婦人の輪郭がくっきりとなった。
この1分の差は大きい。霧の気まぐれを再認識させられる。
例年は9月末の草紅葉が色づき始めた。今年は早目なのかもしれない。


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18. 06:46 遠くのカラマツに白露の着いたサマが美しい。


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18. 06:55 近づいて撮ろうと思ったが、徒歩で9分もかかって…。



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秋晴れ日光連山とSL [風景]

今年の8月は異常だった。晴れの日と判定できる日が2~3日しかなく、来る日も来る日も雨、雨、雨…。おかげで野菜の値段が高騰し、例年の2倍近くになっている。

8月8日にSL運転が開始された。
秋晴れの連山を背景にしたSLを撮りたいとチャンスを狙っていたが、初めて訪れたチャンスが、9月3日。ほぼ1カ月間「おあずけ」を食わされていたことになる。

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1. 朝7時、雨が多かった割には、大谷川は渇水気味である。
その学術的解説は私にはできない。


29,9,3 秋晴れ日光連山1-9b.jpg
2. 河川敷の中は咲き始めたススキの王国である。
多すぎず少なすぎず、度をわきまえた咲き方が、カメラマンの心をくすぐる。

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3. 民家が見えるが、河川敷の中に民家があるわけではない。
河川敷の蛇行のせいで、錯覚が起きるのである。

29,9,3 秋晴れ日光連山3-1b.jpg
4.長雨の影響が9時を過ぎてようやく出てきた。
山肌に蓄えられた水気が蒸発して、笠雲になっている。
一点の雲もない風景よりも、これくらいの雲がある景色をカメラマンは好む。
ここのススキはやや多すぎといわねばならない。

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5. 小さな池の鏡像はイマイチだが、飼われている緋鯉のサマが癒し系である。

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6. この小さな池は、夏になると藻が繁茂して景観を損ねている。浚渫をするべきなのかもしれないが、どこの自治体も予算がひっ迫している。

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7. 10時、雲が増えてきた。お昼頃にはもう雲が多すぎて画像にならなかった。

29,9,3 秋晴れ日光連山とSL 1-1b.jpg
8. 河川敷を横切る鉄橋を、SLが通る予定であるが、まず通常のローカル電車で試し撮りを。8時ころなので、クモの具合はジャストグー。

29,9,3 秋晴れ日光連山とSL 1-2b.jpg
9. リヴァティーという名の特急電車も撮ってみた。真正面に来た時は、連山が隠されてしまいそうだ。三脚を高くする必要あり。

29,9,3 秋晴れ日光連山とSL 1-4b.jpg
10. 左から9時2分発のSLが来た。煙をわずかに吐いている…。

29,9,3 秋晴れ日光連山とSL 1-7b.jpg
11. 汽笛も鳴らず、白い煙も上がらず。これではジオラマだ。

29,9,3 秋晴れ日光連山とSL 1-9b.jpg
12. そのまま通過して…。 最後尾に赤い車両が1台。
蒸気機関車の力が足りないので、電動機関車の力を借りているそうな。
いわば、ハイブリッドのSLだ。

29,9,3 秋晴れ日光連山とSL 2-1b.jpg
13. 何か消化不良気味のSL撮影の一部始終である。
白い煙を吐くときに撮りたいのだが、そんな予告があるとは聞いていない。

連山や河川敷の紅葉が映えるころ、リヴェンジのシャッターを押したい。

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クアドルプル男体 [風景]

見なれない片仮名用語が飛び出したが、理屈は簡単。
シングルsingle、ダブルdouble、トリプルtripleに続くのがクアドルプルquadrupleである。
フギュアスケートでは、トリプルまでは片仮名用語であるが、その次は単に4(回転)を使っている。あまりにも複雑で、舌を噛みそうだからだろうか。

4倍の男体山。なんとなく理解できそうだ。どんな現象なのだ…。

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1.  7月8日 ミズナラの倒木の向こうに男体山が見える。これがシングルだ。

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2.大きなミズナラの倒木なので、場所によっては奇妙な画像になることもある。
おっと、忘れてはいけない。男体山の鏡像が見えるから、これがダブルに違いない。

29,7,8歌が浜の逆さ男体山1-9b.jpg
3. 倒れて1~2年は細々と命をつないでいたので、新しい枝は天に向かって伸びた。

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4. 中禅寺湖の水の大半は湧水なので、透明度が高い。浅い湖底の石たちがよく見える。

29,7,22 歌が浜の鏡像 1-1b.jpg
5. 7月22日、東岸の歌が浜から、西岸の白根山系がよく見えた。
この日の湖面もおとなしく、鏡像がきれいだった。

29,7,22 歌が浜の倒木と男体山 1-1b.jpg
6. 同じ日、これが5~6年前に倒れたミズナラの木である。
このアングルで見ると小さいが、実際は巨大な倒木である。

29,7,22 歌が浜の倒木と男体山 1-2b.jpg
7. 画像1.と似たアングルで撮っている。
倒木は文字通り枯れ木なので葉は茂らない。隣接する木々の葉が撮れている。

29,7,22 歌が浜の倒木と男体山 1-5b.jpg
8. この日は、右方に新しい観光船が停泊していた。船の鏡像も美しい。

29,7,22 歌が浜の倒木と男体山 1-6b.jpg
9. 湖底の石を目立たせて撮った。鏡像の輪郭に少々ぎざぎざが残るが、これくらいは甘受しなければならない。

29,7,22 歌が浜の倒木と男体山 1-9b.jpg
10. 倒木の枝が込み入った場所では、男体山の表情も違って見える。

29,7,22 歌が浜の倒木と男体山 2-1b.jpg
11. この観光船。この辺りに何かクアドルプルの謎が潜んでいそうである。

29,7,22 歌が浜の倒木と男体山 2-5b.jpg
12. 近づいて撮った。2階建てである。船名が見えるかな。

29,7,22 歌が浜の倒木と男体山 2-6b.jpg
13. そう、「男体」である。
男体山のダブルにこれを加えるとトリプル。そしてもうひとつ。この船の鏡像を加えると、クアドルプルとなる。図11.あたりが典型的なクアドルプル男体というわけだ。

29,7,22 歌が浜の倒木と男体山 2-8b.jpg
14. 中禅寺湖の観光船は、これまで「けごん」「アストリア」の2隻だったがこの春3隻目の「男体」が誕生した。

29,5,4 千手ヶ浜の船建造1-3b.jpg
15. 観光船「男体」の誕生前の画像をお見せできるのは、大きな喜びである。
5月4日。ここは千手が浜。浜の一角で船に似た建造物を作り始めていた。
船に似ているが、船を作るのは造船所と決まっている。ここは露天の、工場とは似ても似つかない場所である。

29,5,14千手ヶ浜が浜の造船所1-1b.jpg
16. 5月14日。オオヤマザクラの咲く下で、建造作業が続いていた。

29,5,14千手ヶ浜が浜の造船所1-4b.jpg
17. ヤマザクラが山肌から見下ろす中で、船の建造は順調に進んでいた。
驚いたことに、この造船工事は、すべてプレハブの組み立て工事だった。
屋根なしの工場で、物音もなく(というのは間違いであるが、本当にそう感じるほどに騒音が無かった)、まるで人目を避けるかのごとく進められたのだ。
それほど急いでいる様子もなく、3か月強の期間で完成した。

観光船を1隻増やしたということは、その必要性が増したからに他ならない。
長かった東照宮の修理が終わり、景気も回復基調を示し、長らく下火を続けていた観光地日光の復活を意味するのだろう。
最晩年の十数年をこの地で過ごし、喜びと悲しみを共有した一人として、この上ない慶事である。もう一息だ。しっかりと見届けてから、冥土へ旅立とう。












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湯の湖の鏡像 [風景]

湯の湖は山々にとりかこまれているため波がたちにくく、鏡像がきれいである。
中でも8月5日の朝の鏡像は抜きんでてきれいだった。
釣り人たちの派手な色のライフジャケットの鏡像も華やかで、二重の鏡像が楽しめた。


29,7,22 湯の湖の鏡像 1-2b.jpg
1. まだ新緑の面影を残す木々もあり、注意してみれば、この時期の鏡像はとても奥が深い。「釣り人は寂しからずや木の緑、陰の黒にぞ隠れ佇む」

29,8,5 湯の湖の鏡像1-3b.jpg
2. 燦々と日を浴びるうさぎ島は、鏡像に乗りかかって優勢を誇示している。
鏡像の空の青さの方が、実像よりも癒し効果がありそうだ。

29,8,5 湯の湖の鏡像1-4b.jpg
3. 実像と虚像とを合わせると大きなワニ科の動物のように見える。うさぎ島はワニのとらわれ者のようだ。
釣り船が作り出す波が、静かな湖面を少しだけ騒がせている。


29,8,5 湯の湖の鏡像1-5b.jpg
4. この釣り人はたった一人で、鏡像をかなり破壊している。じっと不動の姿勢を保つのは容易ではない。正面左側は金精山である。金精とは男性器のこと。近くで見るとかなり似ている。いにしえの人たちは、ユーモアのある命名をしたものだ。

29,8,5 湯の湖の鏡像1-7b.jpg
5. このカップルのボートはまったく波を立てていない。自然体で水に揺られている。忍者の子孫たちかもしれない。

29,8,5 湯の湖の鏡像1-9b.jpg
6. 山の鏡像だけではなく、ボートの人々の鏡像もなかなかのものだ。
右方奥の、真っ白のボートの白装束の三人組は、こんな写真を撮られることを意識しているのかもしれない。なんとも心の豊かな人たちである。釣り人の鑑である。

29,8,5 湯の湖の鏡像2-2b.jpg
7. 倒木のオブジェが数個並んでいる。まるでポーズをとっているような倒木たち。

「僕たちもおほめの言葉をもらいたいな。nikkinさん、いい男だねえ…」
「おいおい、とってつけたようなお世辞を並べても…。いや、君たちのポーズは満点だよ」

29,8,5 湯の湖の鏡像2-9b.jpg
8. 木の枝の映りぶりは、まるで本物の鏡を見るようだ。
2本の倒木のオブジェを、逆方向から撮っている。

29,8,5 湯の湖の鏡像3-4b.jpg
9. 何か不思議な世界に迷い込んだような気がする。ボートにはVIPがのっていて、背後から警護のスナイパーが見張っている。それを盗み見るカメラマンも命がけなのである。白い光を反射する葉の木々がなんとも妖しい…。

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10. 遠くの釣りボートたちと、明るい岸辺。何の変哲もない光景だが、近くの湖面に潜む大きな魚の影。そう、ここは前回記事の鯉の集まる場所なのである。

29,8,5 湯の湖の鏡像1-1b.jpg
11. 山肌と釣り船たちの鏡像だけでも十分に美しいのだが、湖面からかすかに湯気が立ち上っている。

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12. ボートたちを引き寄せてみると、その華やかさが心地よい。湖面が滑りそうな輝きを見せている。
大型台風が迫っているなかで、腹を決めて短い極楽気分を味わっている。
何を隠そう。日光は、知る人ぞ知る、台風被害の少ない地域なのである。




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湯の湖の鯉 '17

たしか2年前にご披露した光景である。
あの時は9月、霜が降りたか降りなったか、微妙な寒さの朝だった。
寒さに弱い鯉が、湯元温泉からの湧き出し口がある湯の湖の一角の、暖かい水を求めて集まっていた。
こんな鯉たちの珍しい姿はもとより、もっと季節が進んで厳寒の朝の情景を撮りたい、と結んで記事を終えた記憶がある。
ところが厳寒期には鯉たちはこの場所に一度も姿を現さなかった。
奥日光漁業組合長にそのわけを訊いたところ、厳寒期の鯉たちはほぼ冬眠状態で、暖かい水域まで泳いでくることさえままならないのではないか、とのことであった。

今回は7月22日、真夏日が続いていた暑い日?であった。
とはいえ、連日の暑さと比べると、やや低めではあった。
カメラマンは、真夏日とは程遠い、防寒衣装であった。
小田代原の霧の貴婦人を撮り終えてバスで戻り、湯の湖に到着したのは7:08であった。思いもかけなかった鯉の集団の出現に驚いたが、そこはカメラマンの根性、すぐに切り替えて撮りまくった。

29,7,22 湯の湖のコイ 1-1b.jpg
1. 奥日光湯元温泉の泉質は濁り湯である。湯の湖の一角から湧き出る源泉は、この一角では単なる湧きっぱなしで、回収されて温泉宿に貢献することは無い。
この白い湯の中に泳ぐ大きな鯉は、かなり目立つ。
このアングルからは、朝日に照らされた山肌の反射が映って、ちょっと邪魔である。

29,7,22 湯の湖のコイ 1-2b.jpg
2. 白い湯の中の黒い巨大な魚たち。幻想的な光景でもある。墨絵の中にもぐりこんだ風情でもある。

29,7,22 湯の湖のコイ 1-3b.jpg
3. すぐ向こう側は釣り船のための桟橋。しかし、誰もこの鯉を釣ろうとはしていない。たぶん、この鯉は釣り上げ禁止なのだろう。

29,7,22 湯の湖のコイ 1-4b.jpg
4. フィルターで反射を殺してはいるのだが、この明るさはとても殺しきれない。
曇天の方が情緒豊かな画像となるのだろう。

29,7,22 湯の湖のコイ 1-5b.jpg
5. ゆったりとゆったりと、なるほど入浴中なのだ、と納得できる動きである。

29,7,22 湯の湖のコイ 1-6b.jpg
6. もう一度釣り船の桟橋を背景に。鯉たちは総勢50匹近く居たようだ。

29,7,22 湯の湖のコイ 1-7b.jpg
7. 桟橋から撮ってみた。曇天で撮った画像の雰囲気が出ていると思われる。
湖面から温泉の湯気が立ち上っている。

生き物たちの物語は、人間どもの想像をはるかに超えたスケールで動いている。






後光を頂く貴婦人 [風景]

朝日が貴婦人の真後ろに上ることがある。
通常の朝日なら明るすぎて貴婦人と後光を同じ画面に収めることはできない。
しかし、東の空に薄い雲がかかっているときは、朝日の明るさが制限されて、

貴婦人と一緒に、同じ画面に収まってくれるのである。

29,7,22 小田代原の霧の日の出 1-1b.jpg
1. 7月22日 05:12 大真名子山からまさに朝日が覗こうとしている。
周辺の空にはけっこう薄い雲が多い。下方には、朝霧の中に佇む小田代原の木々がシルエットとして並んでいる。霧に朝日が当たっていないので、霧の美しさは出現していない。

29,7,22 小田代原の霧の日の出 1-3b.jpg
2. 05:12 朝日がわずかに顔を出した。そのとたんに霧が美しく輝き始めた。カメラマンだけではなく、木々たちも待ちわびた瞬間である。

29,7,22 小田代原の霧の日の出 1-7b.jpg
3. 05:14 青空が広がり、朝日の赤さも落ち着いて来た。

29,7,22 小田代原の霧の日の出 2-3b.jpg
4. 05:17 左方に、頂上にコブが3個並んだ山が太郎山であり、その真下に貴婦人が凛然とお立ち遊ばしている。貴婦人と朝日とはかなり離れている。

29,7,22 小田代原の霧の日の出 2-8b.jpg
5. 05:19 霧の増減によって霧の光り方も美しさも増減する。

29,7,22 小田代原の霧の日の出 3-2b.jpg
6. 05:20 朝日を画面から外して貴婦人を中央に持ってきた。立ち姿のりりしさが際立っている。カメラが木道の上を左に移動したので、太郎山と朝日との位置関係が変わった。つまり、貴婦人が朝日に近づいて行かれるのである。

29,7,22 小田代原の霧の日の出 3-5b.jpg
7. 05:23 今は貴婦人は山王帽子山の前に居られる。

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8. 05:32 ちょうど後光の位置である。これ以上カメラが左に行くと、貴婦人はズミの木の陰に入ってしまう。

29,7,22 花と貴婦人と男体山 1-1b.jpg
9. 今、イブキトラノオが美しい。奥が男体山で、中央にやや矮小なズミの木が数本。ズミの木の向こう側、霧の残っているところが貴婦人の立つ小田代原である。

29,7,22 花と貴婦人と男体山 1-3b.jpg
10. この朝も薄い霧の中に、男体山を背景として貴婦人がたっている。

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11. イブキトラノオとハクサンフウロ。7月は小田代原がお花畑になる。

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12. ハルカラマツソウである。小さな花1個1個が、カラマツの芽吹きの形に似る。

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13. ホザキシモツケが咲き始めた。戦場ヶ原と小田代原の花の横綱である。

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14. イブキトラノオの群生。気品を備えた虎の尾である。

29,7,22 オハナバタケ1-8b.jpg
15. ニッコウキスゲ、ノハナショウブ、ハルカラマツ、ノアザミ、イブキトラノオ、ハクサンフウロなどが咲き乱れている。


29,7,22 ノアザミ1-1b.jpg
16. 今年のノアザミは昨年の半分以下か…。そういえば「半分弱(ハンブンジャク)」という名の女優さん、15年も前に亡くなられていたことを今調べて知った。合掌…。

29,7,22 ノアザミ1-2b.jpg
17. カメラの撮影モードの違いで色合いがこんなに変わる。

29,7,22 ノアザミ1-3b.jpg
18. 時期的にも、数日早かったが…。

29,7,22 小田代原のコオニユリ 1-4b.jpg
19. コオニユリ。数は多くないが、かわいい花である。

7月の小田代原は、花、花、花…。霧と花のコラボも頻繁に見られる。
秋の花のオオマツヨイグサやワレモコウなども咲きだしている。



霧と日の出とレンゲツツジ [花風景]

前々回、戦場ヶ原のレンゲツツジをご披露したが、今回は小田代原である。

前回記事の貴婦人を撮影した朝、赤沼バスターミナル発05:00、小田代原到着05:12のバスを降りると展望台は日の出の直後。小田代原は深い霧で何も見えない。
日の出の太陽の赤い光を帯びた霧がまぶしくて、大真名子山、太郎山方向は自動シャッターが下りないほどの明るさだった。
展望台の右方を見ると、シラカンバの木々の間にレンゲツツジが最高潮に咲き誇り、折からの霧と日の出が絶妙の花舞台を演出していた。
貴婦人お出ましを待つ間の前座公演としてぴったりの撮影対象となった。


29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ1-1b.jpg
1. 05:12 左上に明るすぎる光源がある。もちろん朝日である。
朝日に照らされたシラカンバの木立の間に、朝霧の中から顔を出した、レンゲツツジの小藪が散在している。左側の強い明るさ、右側の暗さ、そして中間に遠慮がちに広がるツツジ。絵になる役者さんたちである。


29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ1-2b.jpg
2. 05:12 明るすぎる朝日を画面の外に追いやると、霧とシラカンバとツツジだけ。
男体山が遠くから、仲間に入れてよう、と寂しそうにしていた。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ1-5b.jpg
3. 05:14 霧から朝日の赤みが去り、霧の濃さも減じている。
ツツジの花に明るさが増してきた。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ1-8b.jpg
4. 霧は瞬間的に濃くなったり薄くなったり。今は思いのほかに濃くなっている。気まぐれの霧には好きなようにさせておこう。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ2-1b.jpg
5. 明るさも増しているが霧の濃さも増している。ツツジの花の幻想的度合いも強まっている。

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6. 霧が去りそうで去らないで…。
余韻を楽しんでくださいとの伝言が届いた。

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7. 明るさは各自いつに進んでいるが、ミルクを刷いたような白い霧、清楚なシラカンバの白、その連合軍と対等に対峙している小さなレンゲツツジ。

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8. レンゲツツジの輝きが増してきた。白赤緑の調和が一番合っている時かもしれない。

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9. また寄り戻す霧の波。揺らぎ、気を惹き、呼びかわし、手を振り、少しずつ別れが近づいている。

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10. 木道を少し進んだところのレンゲツツジ。逆光気味である。

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11. 奥にはまだ霧が遊んでいる。間もなくすべての幕が開く。

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12. 06:02 最初の展望台に戻ってきた。霧は去り、朝露が残っている。

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13. 霧が去った後のシラカンバとレンゲツツジは…。
やはり霧には残っていてほしかった。無念である。

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14. 小田代原には白い花の咲く草が多いとお思いの方も多いかもしれない。
しかし、ちょっとこれは白が多すぎる。何なのだろう。私を悩ませる白、白、白。

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15. 真正面に貴婦人が見える。格調高い貴婦人が、下世話な話を超越して、今日も小田代原を仕切っておられる。貴婦人様、平和と、安定と、幸せをありがとう。今日1日の万物の安寧をありがとう。


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