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中禅寺湖のヒメマス漁 [イベント]

中禅寺湖をはじめ湯の湖、湯川など奥日光の河川湖沼には本来魚がいなかった。
華厳の滝が関所となって、奥日光に到達できた魚がいなかったようだ。

明治初期に西欧諸国の在日大使館は、競うように奥日光に別館を建てた。彼らはパーティー好きで、頻繁に飲み、語り、遊び、情報交換を行った。冗談半分に「西欧諸国の対日政策は中禅寺湖で作られる」と言われたとか。

そんな彼らが不満に思ったのが、釣りを楽しめなかったことだった。
そこで彼らは祖国から釣りに適した魚を移入することにした。ニジマス、カワマス、ホンマス、ヒメマス、レイクトラウトなどが放流された。現在ならば「日本の生態系を歪める」という大合唱が起こるのだろうが、当時は何の反対もなく成功した。

ヒメマスはその代表格で、奥日光の味覚のスーパースターである。
奥日光漁協は毎年ヒメマスを捕獲して卵と精子を採取し、人工ふ化させて稚魚を育て、放流して繁殖させてきた。
この季節恒例のヒメマスの地引網漁を撮る機会を得た。

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1. ここは地獄川の河口。稚魚放流の場所である。
漁協の仲間が地引網を引き寄せ終わったところである。

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2. 地元の小学校の生徒たちが実地教育として参加している。
ところでヒメマスは赤さが際立って美しいマスであるが、その赤さが見えるだろうか。

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3. おっ、何か赤い色が…。足元の水さえ赤っぽい。

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4. さあ、掴んでごらん。と言われて戸惑っている中央の男の子。掴んですぐに落としてしまった。このヒメマスは命を拾った。坊や、偉いっ。竜宮城から迎えが来るかも…。


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5. 今年のヒメマスは豊漁だという。なぜなら、1kgからセシウム100ベクレル以下、という規制にわずかに引っかかって、市場に出回らなかったから、釣る人もいなくて個体数が増えたという。天然の餌は増えないので、数が増えた分、体長は短いそうな。

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6. 網の中には赤いマスが沢山…。赤いのがメスである。

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7. 黒いのも沢山いるが、すべてオスというわけではない。ヒメマス以外のマスも網にかかっているのである。

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8. 獲れたヒメマスはいったん生簀に移され、後にヒメマスだけが選別されて、メスの腹から卵を取り出し、オスから採った精子を振りかけて受精させる。
これだけの豊漁でも、市場に出せない獲物は廃棄するしかない。漁師が苦労して獲った魚を廃棄する、悲しい物語にはさらなる悲劇の続編の可能性もある。

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9. それは、もしも採った卵や精子から規制を超えるセシウムが検出されたなら、人工ふ化は断念せざるを得ない。その時は他の施設から受精卵を購入するしかない。予算的に大変な負担となる。中禅寺湖のヒメマス漁が成り立たなくなる事態も…。

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10. そんなことも知らずに生簀の中をゆったりと泳ぐヒメマスたち。木漏れ日を受けた赤色の美しさ! 小学生も私たちカメラマンも、みんな心を痛めているよ。君たちのために一心に祈ってあげよう。


 


花火 [イベント]

8月1日は各地で花火大会が催されたようだ。
しかし、花火日和?に恵まれた地域はほとんどなかったのではないだろうか。日光市も例外ではなかった。例年と同じく、小雨のぱらつく中で開催され、何とか最後まで打ち上げられたが、何とも落ち着かない2時間余りだった。そろそろ最高のコンディションの下で花火を楽しみたいものだ。

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会場が広く集まる人数が少ないので、ほぼ真下からの感覚で見られる。

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bulbで撮ると明るすぎて画像にならないので、2~4秒とする。

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2秒の時はタイミングが難しい。

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これは微妙なタイミングが合って居た。

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暗めの時は4秒が丁度良い。

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明るいときの4秒は長すぎるようだ。

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2秒にしてベストチャンスを逸した。

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これは4秒で良かった。

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やや遅い目のタイミング。

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これくらいが良いか?

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これはぴったりの2秒。

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これもベストタイミング。鳥の羽のように映るのが好きである。


湯元温泉雪灯里祭り [イベント]

ここ数年日光市の観光動態は、浮き沈みはあるものの、全体として緩やかな下り坂を続けている。日光市の人口も現在10万人を切る状態であり、さらに20年後の予測では、約2割減少という厳しいものが出されて居る。
湯元温泉協同組合は、3~4年前から「雪灯里祭り」というイベントを開いて、苦境打開策の一つとしている。

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内容は会場の通路を縁取る灯りの列、木々のライトアップ、かまくらなどの作り物と灯りとの組み合わせ、そして女将さん会の暖かい飲み物サービスである。

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前の画像とこの画像には雪片がいくつか映っているが、すぐに止んだ。雪片を撮りたくて、雪が降って居る日を狙って行ったのだが、3度訪れた結果はこの通りである。

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言い忘れたが、木々の枝の電飾もあった。

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雪灯りは、バケツ様の容器で型を取った雪塊の中をくりぬいて、ビニール製コップにローソクを入れた簡単なものである。時々コップに火が点いて燃えてしまう。

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雪灯りが雪の壁を透して見える感じが良い。

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木々のライトアップは白樺系が多いが、いろいろある。

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右奥にあるのが、雪像というか変形鎌倉というか、灯り棚というか。主催者たちの感性の作品である。

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ここでよりはっきりと分かる。

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ライトアップは、これが樹氷だったらいいのに、と思わせる。

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主催者側の思惑はずれかもしれないが、この時間帯の観客は少ない。

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午後9時、ローソクコップの回収が始まる。露出時間がながかったので、人魂が飛んだ様な画像となった。左奥に見えるのが鎌倉であるが、かまくら本体には灯りが埋め込まれて居ないので、わかりにくい。かまくらの壁に灯りを埋め込むのは、かまくらの伝統に対して失礼だと思ったのだろう。気持ちはよく分かる。
Good night.

「雪灯り消えて闇夜の街不気味」   nikkin



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