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霧と日の出とレンゲツツジ [花風景]

前々回、戦場ヶ原のレンゲツツジをご披露したが、今回は小田代原である。

前回記事の貴婦人を撮影した朝、赤沼バスターミナル発05:00、小田代原到着05:12のバスを降りると展望台は日の出の直後。小田代原は深い霧で何も見えない。
日の出の太陽の赤い光を帯びた霧がまぶしくて、大真名子山、太郎山方向は自動シャッターが下りないほどの明るさだった。
展望台の右方を見ると、シラカンバの木々の間にレンゲツツジが最高潮に咲き誇り、折からの霧と日の出が絶妙の花舞台を演出していた。
貴婦人お出ましを待つ間の前座公演としてぴったりの撮影対象となった。


29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ1-1b.jpg
1. 05:12 左上に明るすぎる光源がある。もちろん朝日である。
朝日に照らされたシラカンバの木立の間に、朝霧の中から顔を出した、レンゲツツジの小藪が散在している。左側の強い明るさ、右側の暗さ、そして中間に遠慮がちに広がるツツジ。絵になる役者さんたちである。


29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ1-2b.jpg
2. 05:12 明るすぎる朝日を画面の外に追いやると、霧とシラカンバとツツジだけ。
男体山が遠くから、仲間に入れてよう、と寂しそうにしていた。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ1-5b.jpg
3. 05:14 霧から朝日の赤みが去り、霧の濃さも減じている。
ツツジの花に明るさが増してきた。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ1-8b.jpg
4. 霧は瞬間的に濃くなったり薄くなったり。今は思いのほかに濃くなっている。気まぐれの霧には好きなようにさせておこう。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ2-1b.jpg
5. 明るさも増しているが霧の濃さも増している。ツツジの花の幻想的度合いも強まっている。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ2-3b.jpg
6. 霧が去りそうで去らないで…。
余韻を楽しんでくださいとの伝言が届いた。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ2-5b.jpg
7. 明るさは各自いつに進んでいるが、ミルクを刷いたような白い霧、清楚なシラカンバの白、その連合軍と対等に対峙している小さなレンゲツツジ。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ2-6b.jpg
8. レンゲツツジの輝きが増してきた。白赤緑の調和が一番合っている時かもしれない。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ2-9b.jpg
9. また寄り戻す霧の波。揺らぎ、気を惹き、呼びかわし、手を振り、少しずつ別れが近づいている。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ3-4b.jpg
10. 木道を少し進んだところのレンゲツツジ。逆光気味である。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ3-5b.jpg
11. 奥にはまだ霧が遊んでいる。間もなくすべての幕が開く。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ4-9b.jpg
12. 06:02 最初の展望台に戻ってきた。霧は去り、朝露が残っている。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ4-4b.jpg
13. 霧が去った後のシラカンバとレンゲツツジは…。
やはり霧には残っていてほしかった。無念である。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ5-3b.jpg
14. 小田代原には白い花の咲く草が多いとお思いの方も多いかもしれない。
しかし、ちょっとこれは白が多すぎる。何なのだろう。私を悩ませる白、白、白。

29,7,8 小田代原の日の出とレンげツツジ5-5b.jpg
15. 真正面に貴婦人が見える。格調高い貴婦人が、下世話な話を超越して、今日も小田代原を仕切っておられる。貴婦人様、平和と、安定と、幸せをありがとう。今日1日の万物の安寧をありがとう。


真っ赤な花筏 [花風景]

花筏(ハナイカダ)には二つの意味がある。

一つは、モチノキ目の落葉灌木の固有名詞であり、も一つは川面に散った無数のサクラの花弁が、お互いに連なったまま流れてゆくさまを表現した、普通名詞である。
個有名詞は、春、葉の中心に小さな花を咲かせ、夏、3個の黒い実を実らせる、摩訶不思議な植物である。

今回ご紹介するのは、そのどちらでもない。いわばnikkinの造語であるが、画像をご検証いただければ、誰もが納得できる命名であることを疑わない。

29,6,25 サラサドウダンの花筏6-1b.jpg
1. ベニサラサドウダンの花。
ドウダンツツジは真っ白の花。サラサドウダンは薄いピンク色。ベニサラサドウダンは真っ赤である。日光地区には天然のベニサラサドウダンがとても多い。

今はほとんど散って残っているのはわずかであるが、この時期が、真っ赤な花筏を鑑賞するには最適な頃なのである。湖水の西向きの岸辺でこの木を探そう。

29,6,25 サラサドウダンの花筏6-2b.jpg
2. スズランに似た花が無数に落ちているが、陸地に落ちたのでは筏になることはできない。

29,6,25 サラサドウダンの花筏5-9b.jpg
3. 水の上であるが、苔蒸した岩を飾る程度で、花筏にはなっていない。


29,6,25 サラサドウダンの花筏7-1b.jpg
4. こんなにたくさん散って、この上なく美しいのだが、まだ花筏ではない。
花筏になれるような修行を積んでいないのだ。


29,6,25 サラサドウダンの花筏5-6b.jpg
5. 水面を漂う小さなグループの花たち。花筏の幼少期か?
彼らが風に吹かれて岸に打ち寄せられ、そこで大きなグループとなって、初めて花筏と呼ばれる姿になる。

29,6,25 サラサドウダンの花筏1-2b.jpg
6. 菖蒲の葉を彩る花筏。離れて観察すると、さながら菖蒲の花盛りである。

29,6,25 サラサドウダンの花筏1-4b.jpg
7. 少し引き寄せると、菖蒲の茎と密接していないグループも多い。
よるべないさすらいの孤児たちを、暖かくかくまってくれる菖蒲は、大恩人なのである。「あったかいスープでも召し上がれ」

29,6,25 サラサドウダンの花筏2-1b.jpg
8. 力強い幹が花たちに手を差し伸べている。
幹たちの大多数は鏡像にすぎないのだが、実像のごとくに見える。真っ赤ないかだたちは、身も心も寄せているのである。

29,6,25 サラサドウダンの花筏2-3b.jpg
9. 背景の緑色の鏡像が暖かみを添えている。
ちょっと目には、枝々に咲いた赤い花々にしか見えない。
実際には花筏たちは、すべて同一平面上にしか存在しないのである。

29,6,25 サラサドウダンの花筏2-4b.jpg
10. 水に浮くすべての小物達にすり寄って手を差し伸べる。筏も葉も、お互いに寂しいはぐれ孤児なのである。

29,6,25 サラサドウダンの花筏2-8b.jpg
11. まさに筏である。1個1個は小さな花であるが、数十個集まって強く安全な筏となる。個々の花は、お猪口を浮かべたように、天に向かって口をあけているものが9割近くを占めている。筏の周りには微妙な波が生じて、光を反射しているので、あたかも城壁があるかのようにも見える。

29,6,25 サラサドウダンの花筏2-5b.jpg
12. 枯れ枝に咲いた赤い花であるといわれても信じてしまう。枝と水面の接点にのみ咲く花である。この花を見ずして結構というなかれ。

29,6,25 サラサドウダンの花筏3-1b.jpg
13. 明るい空の鏡像の中で、丸い岩が浮いているような錯覚が生じている。
そして真っ赤な筏たちが、球体を取り巻くアカネ雲に見える。宇宙の果てには、こんな現実があるのかもしれない。

29,6,25 サラサドウダンの花筏3-3b.jpg
14. 反射を消しているので、水面が暗くなり、赤と緑と黒の3色が妖しい雰囲気を醸し出す。いまにも、
湯の湖の精が「オッス」と顔を出しそうな…。

29,6,25 サラサドウダンの花筏3-7b.jpg
15.これまた妖しげな色彩の世界。いかなる状況なのか、少し考えてもらいたい。
おわかりだろうか。青みを帯びた細長い三角形の頂点だけが水面上に出ていて、岩の99%が水面下なのである。赤い筏がいい仕事をしている。

29,6,25 サラサドウダンの花筏4-2b.jpg
16. ここにも赤、緑、黒の不思議な調和の世界がある。
ここで半日を過ごしたい。「静けさやトリコロールの隠れ部屋」

29,6,25 サラサドウダンの花筏4-6b.jpg
17. 骨を連想させる枯れ枝の白がいい。
人文字ならぬ花文字は、ツツジの世界の文字かもしれない。ツツジの文化圏に足を踏み入れたのだろうか。浦島太郎も未経験の世界だ。

29,6,25 サラサドウダンの花筏5-1b.jpg
18. トリコロールも他の色が混在すると、雰囲気が一変する。
中央上方、筏が空に向かって立ち上がっている。

29,6,25 サラサドウダンの花筏6-7b.jpg
19. もう一度、赤花の菖蒲を見ながら、お別れとしよう。
長い夢から覚めた心地で、ありがとう、さようなら。

10年ほど前にこの花筏を撮る機会があった。
その後毎年、もう一度会いたい、もう一度だけでいいから遭いたい。それで死んでもかまわないからと願いつつ、夢はかなわなかった。
10年後に再会できた恋人は、以前とまったく変わらない、美しい頬笑みを向けてくれた。もう死んでも悔いは無い…?





竜頭の滝のヤマツツジ [花風景]

先週は「竜頭の滝のミツバツツジ」で今週は「竜頭の滝のヤマツツジ」

これまでnikkinは竜頭の滝でヤマツツジを撮ったことが無かった。
華やかなミツバツツジが終わって、その直後にまたこんな華やかな世界が広がるなんて、想像すらもしていなかった。
というよりも、率直に申し上げれば、私はヤマツツジを見下していたのだ。
ミツバツツジの後で、これに匹敵する美景があるはずがないと思っていた。実に恥ずかしくかつヤマツツジに対しては失礼な話で、ひらにお許し願いたい。

今回も少々タイミングを逸してしまったが、今後は一生懸命にタイミングを合わせて撮り続けたいと思っている。


29,6,11竜頭の滝とヤマツツジcb.jpg
1. 赤と緑の対比が美しいのみならず、水の流れが細分化されているのがいい。水が躍っているサマがよくわかる。

29,6,11 竜頭の滝のヤマツツジ1-4b.jpg
2. 少し引き寄せただけであるが、なにか違和感がある。このあたりの感覚は個人差もあり、nikkinには自信がない。

29,6,11 竜頭の滝のヤマツツジ1-5b.jpg
3. 手前の影絵のような葉っぱがいい味を出している。小さかった流れが合流し、やや怖い感じを与えている。

29,6,11 竜頭の滝のヤマツツジ1-6b.jpg
4. 背景にも流れがほしかったが、無い物をねだっても致し方ない。

29,6,11 竜頭の滝のヤマツツジ1-8b.jpg
5. 葉っぱが多すぎるのだろうか? 初夏真っ盛りの竜頭の滝に文句を言っても始まらない。

29,6,11 竜頭の滝のヤマツツジ1-9b.jpg
6. 何か前衛的な雰囲気があるが、木漏れ日の瞬間画像である。
流れの存在が大きい。

29,6,11 竜頭の滝のヤマツツジ2-3b.jpg
7. 一瞬後の撮影であるが、木漏れ日に動きのあることが分かる。もちろん流れも大きく異なっている。

29,6,11 竜頭の滝のヤマツツジ2-6b.jpg
8. これも木漏れ日であるが、花が多すぎか…、引き寄せすぎか?
なにしろ灌木群の隙間を縫うショットなので、思うに任せない。

29,6,11 竜頭の滝のヤマツツジ2-9b.jpg
9. これだけの素材を生かしきれなかった1枚である。

29,6,11竜頭の滝のヤマツツジbb.jpg
10. 水の明るすぎを抑えたら、花が暗くなった。未熟さを思い知らされた1枚である。いろいろあるから、カメラは面白い。





竜頭の滝のミツバツツジ [花風景]

今年の竜頭の滝のツツジ撮影は、ややタイミングを失して現地入りした。
滝壺周辺の花は終わっていたが、幸い、竜の胴体から尾の辺りは撮りごろであった。

滝と花とを撮るならば、当然スローシャッターによるなだらかな波を考えた。
しかし、午後の陽が燦々と照る時間帯で、花も波の背も日向と日陰の落差が大きく、前途多難を思わせるスタートであった。


29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ1-6b.jpg
1. 滝壺のすぐわきでは、ミツバツツジが終わってヤマツツジが咲き始めていた。
ヤマツツジの葉が明るすぎて、反動で波の背が暗くなっている。
露出補正の値を変えても、明るさ暗さの落差修正はままならなかった。
画像編集機能でも、未熟なnikkinの腕では、どうにもならなかった。

29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ1-7'b.jpg
2. ここでは、花と直下の波の背に陽が当たり、向こう側の波の背は日陰である。

日陰の青色が心を和ませる。
花に当たる陽がそれほど強くなかったので、この画像は容認できるものとなった。

29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ1-9b.jpg
3. ここでは、画面の99%が日陰なので、スローシャッター効果が良く出た。

29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ2-3b.jpg
4. この画像は複雑である。花にはかなり強い陽が差し、波の背は日陰あり、日向あり。さらに風が吹いていたため、一見手ぶれ画像のようになってしまった。しかし三脚を使用していたので手ぶれは無い。
風の中でスローシャッターを選んだのだから、この画像は想定内である。
そして動きのある画像が幻想的印象を与え、思いのほかの収穫を得た感じがした。

29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ2-4b.jpg
5. 風がない時の画像は、花弁を透過する日光が強すぎて、メタリックな印象を与えてしまう。波の背に青色が無いのは単なる瞬間的自然現象と思われるが、画像4と比べると、画像4の判定勝ちか…。

29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ3-2b.jpg
6. 花も波も日陰なのだが、左手前の葉だけの灌木が明るすぎて、画像全体を壊している。

29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ3-8b.jpg
7. ツツジの花はまだ蕾に近い。しかし、日陰の暗さの中で格調高い美しさを醸し出している。ところが、波の背が直射日光で照らされて出るメタリックな光に、画像全体が邪魔されている。この波の背が日陰だったらどんなに良かったことだろうと思うと、無念極まりない。

29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ3-9b.jpg
8. 構図から波の背を外すと、日陰で情熱的に輝く花が立体的に飛び出してくる。
風で揺れる葉のぼやけ具合も立派な助演賞ものである。

29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ4-4b.jpg
9. 灌木越しに見下ろす竜の背中。花だけが陽に照らされ、他は日陰にある。
花の数がすくないので、花の輝きも節度あるものとなっている。いい雰囲気であるが、左上の白い波が玉に傷となっている。

29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ4-8b.jpg
10. 日向の花と日陰の波と。陽のあたり具合が控えめなので、雰囲気を壊していない。


29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ4-9b.jpg
11. 右側に数個の花を撮りこむと、一層雰囲気が良くなる。

29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ5-2b.jpg
12. 花に当たる光が他の木の陰で和らげられて、いい感じである。
手前にある白い波も、それほど邪魔をしていない。

29,6,3 竜頭の滝のミツバツツ5-5b.jpg
13. この花は、これでもか、と言いたげに光を浴びているが、花の数が少ないと気にならないものである。背景の青い波とのコラボが美しい。

日陰と日向の落差が大きい中で、条件によっては容認できる画像が得られたりもする。カメラ道は奥が深く、行く手も遠い。








今市月山のアカヤシオ [花風景]

5年ほど今市月山のアカヤシオを訪れていなかった。
なぜだろう。自分でもよくわからない。
明智平と花見台のアカヤシオに魅せられて、今市月山を忘れかけていたような気がする。

今年は、曜日と満開時期との関係で、明智平と花見台のアカヤシオを撮ることは不可能に近いと分かったので、急きょ月山へ行ってみたのである。
今年はアカヤシオの開花が遅れており、GW中には間に合わないだろうと、悲観的予想を持って出かけたのだが…。

29,5,5 月山のアカヤシオ1-1b.jpg
1. 今市月山のアカヤシオは見上げる位置の木が多い。20m以上の崖の上の、さらに10mを超える高さのツツジの木が肩で風を切って並んでいる。

29,5,5 月山のアカヤシオ1-5b.jpg
2. 見上げる位置のツツジは、青空を背景にしたピンク色が美しい。
しかし、このツツジの老木は、10年前に比べると、半分くらいに数が減っている。

29,5,5 月山のアカヤシオ1-9b.jpg
3. ヤシオツツジは土にうるさいツツジである。栃木県と群馬県以外ではほとんど花をつけない。デリケートといえば当たっているのだろうか。
福島原発事故の影響で、土の性質が変わってしまったのだろうか。花をつけない木が増えているのかもしれない。

29,5,5 月山のアカヤシオ2-2b.jpg
4. ツツジの老木特有の、枝の変形が面白い。崖からはみ出す方向に伸びたがるのも趣深い。

29,5,5 月山のアカヤシオ2-7b.jpg
5. 昨年のアカヤシオは数十年ぶりの当たり年。
今年はその反動もあって、
体に寂しい。

29,5,5 月山のアカヤシオ3-1b.jpg

6. この近辺はまだなかなかの賑わいを見せていた。


29,5,5 月山のアカヤシオ3-2b.jpg

7. アングルを少し上に向けた。一律にアカヤシオといっても、個々の赤さには沢山の種類がある。


29,5,5 月山のアカヤシオ3-3b.jpg

8. 幹の傾きがまちまちなのは、積雪によると思われる。細い枝が密生する木ほど、雪が重たく積もる。


29,5,5 月山のアカヤシオ3-8b.jpg

9. 画像9と10は、ほぼ同じアングルで、引き寄せたのと、遠ざけたものの差である。


29,5,5 月山のアカヤシオ4-2b.jpg

10. 

29,5,5 月山のアカヤシオ4-6b.jpg

11. 画像2の場所へ戻った。空を少し暗くしてツツジを引き立てようとしたのだが…。


29,5,5 月山のアカヤシオ4-9b.jpg

12. 一部をトリミングし、さらに背景を暗くした。少しは幻想的に見えるだろうか…。


29,5,5 月山のアカヤシオ5-4b.jpg

13. 約1km離れた地点から花木の密集具合を撮った。


29,5,5 月山のアカヤシオ5-5b.jpg

14. 同じ地点からアングルを変えて。
常緑樹を除けば緑がほとんどない地域に、ある朝ピンクのじゅうたんが敷き詰められる。なんともショッキングな景観である。

この時期にはサクラも開花しているが、なぜかアカヤシオの密生地にはサクラが咲かない。たまたま咲いていても色の見劣りが著しい。サクラが、比較されたくなくて逃げたわけでもないだろうが、サクラの開花がやや遅くなるのも、納得!?


ハナノキがんばる [花風景]

10年以上前、長野県上田市上田駅前街路樹の、不思議な花に出会った
かの地はソメイヨシノの開花直後で、人々の関心は100%そちらに偏っていた。
この不思議な花で埋まった駅前広場で、場違いな「桜まつり」が開かれていた。

過分に華やかといってもいいほどに、原色の赤一色の花が、緑色の葉のかけらも見えない枝からこぼれ落ちそうに咲いていた。
誰もこの花に関心を示していなかった。多分見あきてしまったのだろうと思った。
しかし、尋ねる人尋ねる人、誰も花の名前を知らなかった。たまに「ハナミズキ」と答える人が居た。違う! ハナミズキなら良く知っているが、これは違う!!
 
有名な老舗菓子店があったので、意図的にそこで買い物をして店員さんに質問した。誰も答えられず事務室に振られた。事務長からもゼロ解答が繰り返された。
こんなにも珍しく、こんなにも華やかな花を、店の、いや上田駅のまん前にある看板街路樹の名前を、誰も知らないし、関心さえも持っていなかった。

事務長は恐縮して、「必ず調べておきますから、1週間後に電話をください」といって電話番号と自分の名前を教えてくれた。
こうしてやっとたどり着いた珍しい木の名前が「ハナノキ」だった。

そのハナノキが日光大谷川公園にあることを見つけたのは6~7年前だった。雑木林の中にさりげなく生えていた。しかも2本の大樹だった。
ハナノキについては沢山下調べしていたので、長野、岐阜愛知県の一部の湿地のみに自生することも知っていた。大谷川公園に自生はしない。かの地から移植したのだろう。土を選ぶ木だから、土も取り寄せたに違いない。それでも真に根付くか否かは不確実だと思った。

案の定というべきか、悲しいことにというべきか、昨年再会した時は1本しか存在しなかった。どこかへもらわれていったのでなければ枯死したに違いない。
昨年は撮影のタイミングを逸したので、今年こそはと狙っていた。
体に合わない土の上で、必死に戦って生き延びているハナノキをぜひご紹介したい。来年も会えるのかは、神のみぞ知る…。

29,4,13 ハナノキ1-2b.jpg
1. 杉木立の 向こうに見える、満開の赤い花の高木。何の木か、この距離では想像もつかない。

29,4,13 ハナノキ1-5b.jpg
2. オートキャンプ場のはずれに生える、背の高い木である。

29,4,13 ハナノキ1-6b.jpg
3. 杉の木には及ばないまでも、樹高20mほどの高い木だ。樹肌が白いので赤い花との対比が美しい。

29,4,13 ハナノキ1-7b.jpg
4. 花、花、花…。
青空と競っている。さすがに空には勝てず、空に吸い込まれてしまいそうだった。

29,4,13 ハナノキ1-8b.jpg
5. 300mmのレンズを最大に利かしても、これが精いっぱい。高い位置にしか花開いていないのである。

29,4,13 ハナノキ1-9b.jpg
6. まったく同じアングルで、絞りを浅くした。白い枝が美しい。

29,4,13 ハナノキ2-1b.jpg
7. もう一度青空を背景にしてみたが、この構図はやめにした方がよさそうだ。

29,4,13 ハナノキ2-3b.jpg
8. 暗い背景が花を引き立てるようだ。

29,4,13 ハナノキ2-6b.jpg
9. このアングルで空を背景にすると、花と空が競っている感じが消える。
とにかく背の高い木である。樹肌の白さが気持ち良い。

29,4,13 ハナノキ2-9b.jpg
10. 小さな枝の先端に花序をつけているさまが愛らしい。
花茎がほとんどないようだ。遠くにある花なので、詳細がつかめない。
もっと心を許して近づいてきてほしいのだが…。

29,4,13 ハナノキ3-2b.jpg
11. 小枝の先以外には、花序がつかないように見える。
この変わった習性も私は気にいっている。

たった2人で長旅をして日光へ来て、親友に先立たれたハナノキ君。
この世は誰にとっても生きやすい世界ではない。辛さ、苦しさを乗り越えて、一緒にがんばろう。nikkinはいつまでも君の味方だよ。

29,4,13 ハナノキ3-3b.jpg
12. カエデ科というのが意外だった。今度紅葉の頃写真を撮りに来よう。
読者の皆さんにも、紅葉の雄姿をぜひご紹介したいものだ。









雪の連山とサクラ [花風景]

今年の連山の雪はまずまずの量が残っている。
サクラの時期の残雪としては多い方であろう。
花も4月14日、4月20日、そして23日と、ちょうど満開の時を選べた。
天候の条件もよく、4月23日の日曜日が快晴だった。
悠々と、好きなだけ時間をかけて撮影できたし、言うことなしである。

29,,4,14 桜と連山3-2スペーシアb.jpg
1. 4月14日、日光市のサクラとしては1番乗りである。特急電車スペーシアが、ちょうど通りかかったところである。
ここは大谷川の河川敷内。鬼怒川温泉に行く電車の鉄橋である。今年8月からはSLが走る予定である。
サクラよりも新緑が目立ち過ぎるきらいがあり、毎年悩んでいる。

29,4,14 朝日と桜4-6b.jpg
2. 画像1と同じサクラの木である。けっこう立派な木なのだが、右隣の新緑の木がバカでかくて目立ちたがりの点が玉にきずである。

29,4,20 連山サクラ1-4b.jpg
3. 4月20日、縛り地蔵堂の桜と遠景の連山。
10年前には無かったサクラの木なので、7~8歳だろう。

29,4,20 連山サクラ1-8b.jpg
4. 大谷川公園内のサクラと雪を頂く男体山。朝の7時ころである。
朝の太陽の位置が低いので、日陰ができることも多い。

29,4,20 連山サクラ2-8b.jpg
5. 前画像、中央の木と男体山。やや蕾が目立つ。

29,4,20 連山サクラ3-3b.jpg
6. 同じ木であるが、下から見上げるアングルにすると、満開に見える。
小さなあずま屋が良いアクセントになっている。

29,4,20 連山サクラ3-4b.jpg
7. もう一度画像4のアングルに近づける。しだれ桜は、垂れ下がった枝の先に蕾が多くなるようだ。

29,4,20 連山サクラ4-3b.jpg
8. 連山の雪と満開の桜。しかし、何か足りない。
空がさびしい。
一片の雲もない、少しは雲がほしい…。
人間の欲望は身勝手なものだ。

29,4,20 連山サクラ4-5b.jpg
9. 連山を引き寄せると、また味わいが変わってくる。
まだ花の咲かない枝が、空の寂しさをカバーしてくれている。

29,4,20 連山サクラ4-7b.jpg
10. ソメイヨシノではなく赤色の強いしだれ桜。
サクラの赤色が濃くなり、画面中央にちかづいたことにより、
寂しさが大いに緩和されている。

29,4,23 連山と桜2-1スペーシアb.jpg
11. 4月23日、画像1,2より10日ほども経過している。間に寒い日々があったため、まだサクラが続いている。
大谷川公園の西のはずれ、サクラの木々に東武電車のスペーシアが通りかかった。

29,4,23 連山と桜2-4b.jpg
12. この場所では、ソメイヨシノが終わりきらないうちにオオヤマザクラが咲き始め、にぎやかさがいやましている。こんな光景は珍しい。

29,4,23 連山と桜2-9b.jpg
13. 画像11と同じ場所である。今はレールだけが見えている。

29,4,23 連山と桜3-5b.jpg
14. 画像4と同じ場所である。こちらは正午近い。時間帯が変わるだけで趣がこんなに変わる。

29,4,23 連山と桜3-7b.jpg
15. この2本のサクラは八重桜。
通常八重桜はソメイヨシノより遅れて
咲くのだが、ここでも重なっていた。

29,4,23 連山と桜4-3b.jpg
16. 白い桜。「シデザクラ、サイフリボク」などとも呼ばれる。

29,4,23 連山と桜4-5b.jpg
17. 白い桜と男体山の残雪とは、意外につり合いが良い。

29,4,23 連山と桜5-5b.jpg
18. 画像3と同じサクラであるが、田に水を引いて鏡像にすると、楽しさが倍増する。このくらいの量の雲が適度と思われる。

たかが桜、されどサクラ。
日本人ならばサクラの花を見ると心の安らぎと母親の胸のにおいを思い出す。
そこに冠雪の日光連山が加わると、ファインダーをのぞく眼から、景色がこぼれ落ちそうになってしまう。



雪の連山と桜 [花風景]

各地からサクラ開花または満開の知らせが届いている。
ここ日光でも遅ればせながらサクラが満開である。

ナ、何っ! 日光でサクラが満開! 俺のところでも開花したばかりなのに!
宇都宮市の兄貴分たちが驚いていることだろう。

3日遅れのエイプリルフールではないが、ここで満開なのは河津桜だ。

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1. 今年の連山は雪の日が多かったので、春山としては残雪が多い。
空にはタカが1羽悠々と飛んでいる。奥日光はタカが多い。
近景として暗赤色の木々が多数見える。これがサクラだ、といっても「嘘だ」と思う人が多いのかもしれない。河津桜の花は、少し離れるとこんな色に撮れてしまうのがちょっと残念である。


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2. サクラというものは、遠くから見ても近くから見ても、何の疑問もなくサクラだ、といいきれるものがいい。河津ザクラはこの点において、大きなマイナス点を頂いてしまう。

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3. 左の木のように、近くから見ると何の問題もないサクラなのだが、惜しい花である。

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4. 連山は「我関せず」とばかり悠々と日光浴を続けている。nikkinのような燕雀カメラマンの嘆きを一顧だにしない。

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5. さらに、この正面に見える白い壁。この壁が構図に入ってきて邪魔をする。
真正面に位置するのだからまさに処置なしである。
今市ロータリークラブが寄進、管理する(?)桜園であるが、カメラマンから見れば、設計段階で何とかしてくれるべきだった問題ではある。

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6. この雪の量だから、2週間後に迫ったソメイヨシノの満開時にも、連山はサクラを引き立てる名脇役を演じてくれるだろう。楽しみである。

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7. この枯れ草の荒野も手抜き管理とそしられてもいいわけが利かない。ファインダーに夢中になっていると躓いて転ぶこともある。サクラの園は、見物客あってのサクラの園なのだから、観客側に立った配慮も欠かしてほしくない。

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8. それにしても雪の連山は見事である。河津サクラが写真ではこんな色に撮れる、という知識を持った人が計画に参加していたのだろうか。

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9. 中央正面の白い壁を避けるために、カメラを左に寄せたり右に寄せたり…。
そのせいで男体山が居心地悪そうに見える。

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10. 男体山を単独で撮るならば、こんな撮り方もあるが、またも他の白壁が邪魔をする。

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11. 女峯山を撮ってもお邪魔虫が顔を出す。

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12. このサクラ園には、不満の種が多すぎて困るのである。それとも、贅沢な不満というべきなのだろうか。

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13. 雪の男体山と特急電車とサクラ。
不満を並べているうちに、男体山付近が曇ってきてしまった。
それ見たことか、と言われそうだ。
「知足」、足るを知ることも必要である。もっと修行を積もう。


雪の中の赤色 [花風景]

今回の大雪は、各地で色んな被害を演出してしまったようだが、一カメラマンとしては、楽しいシャッターチャンスを与えてくれた恩人である。
大雪の被害者の方たちは、私のはしゃぎぶりを快く思ってくれないのかもしれないが、物事には常に裏と表の2面がある。一方のみを見て他方を忌み嫌うのは、ある意味で不幸なことと言えなくもない。心癒される風景に安らぎを覚える人々も多いかもしれない。

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1. 一番目立つのは、なんといってもサザンカである。もうすぐ赤色が見えなくなりそうな雰囲気であるが、最後の踏ん張り声が聞こえてきそうな気さえする。

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2. その直後に撮ったこの花は、あまり雪の当らない位置で咲いていた。
どちらもそれなりに癒しの風景であり、優劣はつけがたい。

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3. これはナンテンの葉に降った雪。パウダースノウなので、風が来るたびに少しずつこぼれ落ちていた。

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4. これはニッコウトウガラシ。葉はすべて落ちてしまい、収穫されない実だけがけなげに頑張っていた。雪の洗礼を受けると辛味に風格が出るのかもしれない。

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5. 収穫されないまま落ちてしまった実たち。
かわいそうな彼らも、雪のおかげでブログに登場させてもらったことになる。頑張った甲斐があったね。良かったね。

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6. またまたホトケノザである。前回は霜の銀衣装画像で、今回は雪による銀衣装。
似たようなものではあるが、霜は花を覆い隠すことはしないが、雪は遠慮なく全員を閉じ込めて、しまう。そうなる前の貴重な晴れ姿を撮ってあげられた。

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7. 妖精ちゃん4人。なにやら覆い隠されることを楽しんで待っているようにさえ見える。好奇心旺盛な、怖いもの知らずのかわい子ちゃんだ。

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8. 注意してさがせば、妖精ちゃんは意外に多く居る。もうすぐ隠されてしまうと思うと、ついつい哀れさを覚えてしまうのは、nikkinの甘さの証拠だろうか。

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9. おっ、また出会ったね、オオイヌノフグリ君。
なに、こんなことになるのが怖くて、早く咲かないようにしていたのに、だって?
なあに、人生いろいろありだよ。たくさん経験しておいた方が、将来役に立つんだよ。

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10. これは別な妖精3人組。けさはどうしてこんなに妖精ちゃんが多いのだろう。
なに、それはnikkinさんが開眼したからでしょう、だって。嬉しいことを言ってくれるねえ。

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11. だんだん雪が増えて来た。もうすぐお別れだね。
でも、またすぐに会えるから、雪の下でも元気を出して待っていてね。

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12. みんなも、左下のオオイヌノフグリの蕾君も、頑張るんだよ。雪なんてちっとも怖くないからね。雪が解けた後には、暖かく気持ちよい、最高の春が来るからね。

カメラに降りかかる雪が怖くて、早々に逃げ帰るnikkinであった。




早春の草花銀衣装 お正月のおまけ [花風景]

ここ数日、日の出の時刻には霜が降りる気候となった。
気象台からは「乾燥注意報」なるものが発令され、恨めしい限りではあった。
どんなに気温が下がっても、湿度が低くては霜が見られなくなる時もあるのである。

それでもありがたいことに、地面に近い場所では立派な霜が草や花に銀衣装をプレゼントしてくれた。

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1. 朝の柔らかい陽をあびて、赤、黄、緑の雑草が輝きを増す。
粉砂糖をたっぷりふりかけたような、おいしそうな外観である。
紅葉期ではないが、春の雑草にはこんなにも華やいだ色の葉をもつ草がたくさんある。

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2. まるでスイーツを箱詰めにしたような込み具合だ。
シャッターを押すことに夢中になって、1個つまんでみることを忘れていた。

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3. 草影の、風の当らないところに、オオイヌノフグリと思しき花が咲いていた。
上手に、砂糖まぶしの惨状を避けていた。
砂糖まぶしのオオイヌノフグリを見つけてやろうとあちこち探して歩いたが、他にはこの花を見かけなかった。

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4. これはナズナ(ペンペングサ)の花である。こわごわと花を開いたところ。
周りの砂糖まぶしの草たちを見つけて、喜んだのか怖かったのか…。

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5. これは早春の女王様、ホトケノザである。白いビロードの襟から、寒そうに細く長い首を伸ばしている。そのデリケートな首に巻きつけてあげられるマフラー代理を探したが、残念ながら見つからなかった。

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6. シソ科の愛らしい花であるが、小さな蕾の神秘的な赤色が印象的である。
この時間帯の盛装を、多くの人たちに見てもらいたかったに違いないが、残念ながらたったひとりのカメラマンしか、この美しい一瞬を見届けられなかった。

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7. 不思議なことにこの花の銀衣装は、花の近くのギャザの入った葉で一段と
白く輝く。赤と白との対比がとても鮮やかである。

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8
. これはまた、なんという愛らしさ。流氷下のクリオネにも負けない。
小さな妖精が二人並んで、「nikkinさん、お早うございます。いつも朝早くから頑張っているお姿を見ていますよ。そのうちに、きっといいことがありますからね」
ワオーッ! 嬉しい。妖精ちゃんが挨拶してくれたー。

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9. ここでは、花ももちろんだが、右上の赤い葉っぱもなかなかである。引き立て役を引き受けてくれてありがとうね。


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10. 仲良し二人組を撮った。こんなに早春なのに、もうしぼんでしまった花が付いているね。昨年暮れにはもう咲いていた個体もあったし、これからもどんどん咲いて、どんどんしぼんでゆくんだね。サクラの咲くころまで咲き続けるのだから、大変な努力だよね。頑張って頂戴ね。


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11. これは群生しているホトケノザ。あまり分かりやすく撮った画像はないのだが、葉が数枚輪状に着く構造が数段あり、仏様の飾り段のように見えるのでこの名前が付いた。
春の七草に「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ…」とあるが、この花とは異なる草である。時代とともに名前も変化するのである。

早春の美しい花に、同じくシソ科のヒメオドリコソウがあり、1個の筒状花だけを見ると、ほぼそっくりの花であるが、咲き方が異なっている。ヒメオドリコソウは、フクジュソウのような茎から、花が多数同時に咲いて花序のように見える。
この2種のシソ科の花は、時を同じくして咲き、群生地も隣り合う仲の良さを見せるが、花期の開始はホトケノザが1~2カ月先である。

さて、「お正月特別プレミアム画像」
今朝(1月10日)起きてみたら、雪を被った連山の美しさが今季一番だった。
読者の皆様にともに鑑賞していただきたい。

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12.  通常、日光連山の雪は樹木に降っても枝に留まれずに地面に落ちる。したがって遠くから見て、山の中腹まで白くなることはほとんどない。
これには例外がある。昨夜のように雨交じりの雪が降った時は、雪が枝に留まる確率が高くなるので、遠目には、山の中腹まで白く見える。したがって今季一番となったのである。
もうひとつの例外は3月、4月の雪であるこの時期は、厳寒期のパウダースノウと違って、水気の多い雪となるので、やはり枝に留まる率がたかくなる。今年も桜が近くなるころには、真っ白な連山を楽しめることだろう。

もうひとつのおまけ。それはわが賃貸マンションの隣家の紅梅が開花したのである。
この開花は、私は関東地域で一番早いのではないかと思っている。
その理由は、新聞やテレビが、鎌倉などの開花一番を報じる時、この木の開花はすでに1~2週間経っているからである。

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13. 今朝の画像である。もちろんまだ開いた花の数はとても少ない。しかし、木全体では10個を軽く上回る。
わが住まいのとなりの紅梅の、関東一番の笑顔を、ぜひ堪能していただきたい。



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