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雪の連山とサクラ [花風景]

今年の連山の雪はまずまずの量が残っている。
サクラの時期の残雪としては多い方であろう。
花も4月14日、4月20日、そして23日と、ちょうど満開の時を選べた。
天候の条件もよく、4月23日の日曜日が快晴だった。
悠々と、好きなだけ時間をかけて撮影できたし、言うことなしである。

29,,4,14 桜と連山3-2スペーシアb.jpg
1. 4月14日、日光市のサクラとしては1番乗りである。特急電車スペーシアが、ちょうど通りかかったところである。
ここは大谷川の河川敷内。鬼怒川温泉に行く電車の鉄橋である。今年8月からはSLが走る予定である。
サクラよりも新緑が目立ち過ぎるきらいがあり、毎年悩んでいる。

29,4,14 朝日と桜4-6b.jpg
2. 画像1と同じサクラの木である。けっこう立派な木なのだが、右隣の新緑の木がバカでかくて目立ちたがりの点が玉にきずである。

29,4,20 連山サクラ1-4b.jpg
3. 4月20日、縛り地蔵堂の桜と遠景の連山。
10年前には無かったサクラの木なので、7~8歳だろう。

29,4,20 連山サクラ1-8b.jpg
4. 大谷川公園内のサクラと雪を頂く男体山。朝の7時ころである。
朝の太陽の位置が低いので、日陰ができることも多い。

29,4,20 連山サクラ2-8b.jpg
5. 前画像、中央の木と男体山。やや蕾が目立つ。

29,4,20 連山サクラ3-3b.jpg
6. 同じ木であるが、下から見上げるアングルにすると、満開に見える。
小さなあずま屋が良いアクセントになっている。

29,4,20 連山サクラ3-4b.jpg
7. もう一度画像4のアングルに近づける。しだれ桜は、垂れ下がった枝の先に蕾が多くなるようだ。

29,4,20 連山サクラ4-3b.jpg
8. 連山の雪と満開の桜。しかし、何か足りない。
空がさびしい。
一片の雲もない、少しは雲がほしい…。
人間の欲望は身勝手なものだ。

29,4,20 連山サクラ4-5b.jpg
9. 連山を引き寄せると、また味わいが変わってくる。
まだ花の咲かない枝が、空の寂しさをカバーしてくれている。

29,4,20 連山サクラ4-7b.jpg
10. ソメイヨシノではなく赤色の強いしだれ桜。
サクラの赤色が濃くなり、画面中央にちかづいたことにより、
寂しさが大いに緩和されている。

29,4,23 連山と桜2-1スペーシアb.jpg
11. 4月23日、画像1,2より10日ほども経過している。間に寒い日々があったため、まだサクラが続いている。
大谷川公園の西のはずれ、サクラの木々に東武電車のスペーシアが通りかかった。

29,4,23 連山と桜2-4b.jpg
12. この場所では、ソメイヨシノが終わりきらないうちにオオヤマザクラが咲き始め、にぎやかさがいやましている。こんな光景は珍しい。

29,4,23 連山と桜2-9b.jpg
13. 画像11と同じ場所である。今はレールだけが見えている。

29,4,23 連山と桜3-5b.jpg
14. 画像4と同じ場所である。こちらは正午近い。時間帯が変わるだけで趣がこんなに変わる。

29,4,23 連山と桜3-7b.jpg
15. この2本のサクラは八重桜。
通常八重桜はソメイヨシノより遅れて
咲くのだが、ここでも重なっていた。

29,4,23 連山と桜4-3b.jpg
16. 白い桜。「シデザクラ、サイフリボク」などとも呼ばれる。

29,4,23 連山と桜4-5b.jpg
17. 白い桜と男体山の残雪とは、意外につり合いが良い。

29,4,23 連山と桜5-5b.jpg
18. 画像3と同じサクラであるが、田に水を引いて鏡像にすると、楽しさが倍増する。このくらいの量の雲が適度と思われる。

たかが桜、されどサクラ。
日本人ならばサクラの花を見ると心の安らぎと母親の胸のにおいを思い出す。
そこに冠雪の日光連山が加わると、ファインダーをのぞく眼から、景色がこぼれ落ちそうになってしまう。



「花に嵐」を撮る [珍風景]

4月15日は、関東一円に強い嵐が吹き荒れた。

咲きそろったサクラの花に吹く強い風にはいいイメージがない。
かよわい女性に理不尽な暴力を振るう悪役を連想してしまう。
相手はサクラで、誰もがまだ散ってほしくはないサクラで、
嵐には何の正当性もなく、サクラには何の落ち度もない。

nikkinは、その暴力に翻弄されるサクラを撮ってきたのである。
暴力からサクラを守ろうともせず、暴力に抗議するでもなく、
単なる傍観者として、サクラの修羅場を撮影してきたのである。
何という自己保身、なんという冷血動物。

いや、それよりも悪質である。許されざる利己主義者である。
この場面を撮ってブログに載せようという魂胆が見え見えで、
もっと強い嵐を、もっとサクラをいじめて、などと期待しながら、
典型的なサディスト根性で撮っていたのだから…。

29,4,15 花に風1-1b.jpg
1.  花が風に揺れるところを撮るには、動かない物を同時に撮らなければならない。
全部が動いていては、単なる手ぶれと区別がつかない。この画面では太めの枝がその役目を担っている。
この画像では、多くの花がばらばらな方向に動いている。なぜなら、花が動く円孤の中心点は、小さな枝が太めの枝から分岐する点であるから。しかもその分岐点もまた動いているのである。

29,4,15 花に風1-5b.jpg
2.  小さな枝1本だけが激しく動いている。風の暴力は実に気まぐれである。

29,4,15 花に風1-8b.jpg
3. これはかなり大きな枝1本が激しく揺れている。

29,4,15 花に風1-9b.jpg
4. これは何だろう。両側から手をさしのべて握手しようとしている2本の枝が、1個の風に翻弄されているのだろうか。動きやすい枝だったのだろう。

29,4,15 花に風2-2b.jpg
5. 同じ枝を一瞬後に撮った。ある意味ではとても愉快な画像である。動かない花が数個存在するのも、趣深い。

29,4,15 花に風2-3b.jpg
6. 親子の記念撮影を、風が盛りたてている。
ご本人たちが気づいていないのが面白い。

29,4,15 花に風2-5b.jpg
7. 何という複雑怪奇な動き。しかも左上には、動いていない一群の花が居る。

29,4,15 花に風2-9b.jpg
8. 背景が暗いと光を受けた花の動きが鮮やかになる。
前衛的芸術作品のようでもある。

29,4,15 花に風3-3b.jpg
9.  太い幹から直接咲いた1株の花。茎が2本ずつに見えるが、手ぶれのせいではない。手ぶれによる2本ならば、2本は常に平行である。
自然が演出してくれた芸術作品といえよう。

29,4,15 花に風3-6b.jpg
10. これも似たような一瞬であるが、
真正面から風を受けた十数本の花茎が4方8方に散らされたところである。

29,4,15 花に風3-7b.jpg
11. 花のグループたちが、それぞれの場所で小さい動きを繰り返している。風が弱い時と思われる。

29,4,15 花に風3-8b.jpg
12. 横方向に伸びた1本の枝だけが激しく揺れている。右の方に向かって進む白い竜のようにも見える。

29,4,15 花に風3-9b.jpg
13. 2本の枝がそれぞれに横ぶれしていたが…。

29,4,15 花に風4-1b.jpg
14.  次の瞬間、1本の枝だけが風の外に出た。

29,4,15 花に風4-5b.jpg
15.  近くの水路に浮かんだ「花筏(はないかだ)」である。水面が波立ってはいないが、風の強さが感じられる。

29,4,15 花に風4-7b.jpg
16. 引き寄せてみると、大きなツツジの花が1個混ざっている。どこから飛んできたのだろう。

29,4,15 花に風4-8b.jpg
17.  水は澱んでいるように見えるが緩やかに流れている。

29,4,15 花に風5-1b.jpg
18.  この画像と次の画像とは、2~3分の時間差で撮られた。

29,4,15 花に風5-4b.jpg
19.  花筏の形が変わっていることが読み取れる。
筏の表面の木の影に癒しを感じる。

29,4,15 花に風5-6b.jpg
20.  鳩が水を飲もうとしている。
「いつもの俺様の水飲み場を、花弁たちが占拠して…」
まあまあ、明日はもっと少なくなるから…。


「サクラちゃん、助けてあげられなくてごめんね」
「ウウン、私も水遊びを楽しんだの。明日も遊びたいわ」
なんて都合のいい解釈をしても、後ろめたさは隠せない。


 


雪の連山特集 [風景]

ソメイヨシノ開花への期待が膨らんでいる日光ではあるが、少々間があるので、雪山連山の景観を特集してお伝えすることにした。

今年の春先は雪が多かったので、サクラとのコラボが楽しみだと思ったのだが、残念なことにこのところ雨が続いた。通常は「里が雨だったら山は雪」が常識なのだが、春先は「山も雪」のことがあるので、楽観は禁物である。

ということでサクラの助演者としての冠雪連山は例年並みとなりそうである。

癪に障るので、美しい冠雪連山風景をまずご披露し、ソメイヨシノが満開の折には、今回の画像を思い出しつつ、脳内修正を行っていただきたい。

29,1,10 連山雪 今季一番 1-4b.jpg
1. 1月10日、日の出の赤外線がまだ少し残る連山。小さな池の水面がわずかに波立っている。そう、直前に、カモの一団が飛び立って水面を乱したのである。
カモたちは、カメラに撮られることを決して受け入れない。何か前科でもあるのだろうか。

29,1,10 連山雪 今季一番 2-1b.jpg
2. 1月 10日、9:00 5階建ての窓から撮影。
民家を抱きかかえるように、住民たちの守護神であることを主張するように、
雄々しく、頼もしく立ち並んでいる。

29,1,18 連山5階1-1b.jpg
3. 1月18日 雲の多い連山も悪くは無い。冬場は雪雲が大きい顔をしている。

29,3,3連山5階1-1b.jpg
4. 3月3日、もっと雲が多い日。青空はあくまでも青い。 連山の雪はあくまでも白い。

29.2.24 連山5階1-1b.jpg
5. 2月24日 これもまた雲の無い連山。
雲があろうが無かろうが、風が吹こうが吹くまいが、連山の慈しみ深い
まなざしと頬笑みは変わらない。


29,3,12白梅 と連山1-6b.jpg
6. 3月12日 白梅を前景にした連山。手前は大谷川(だいやがわ)。
雪が沢山降った割には大谷川の水量が少ない。


29,3,18 梅と連山2-7b.jpg
7. 3月18日 路傍の白梅とのコラボ。個人所有地の白梅なので、連山との構図がうまくできないのはいたしかたない。

29,3,25 連山と芽ぶきの大谷川1-1b.jpg
8. 3月25日 朝06:30ころ。大谷川河川敷内の大きなヤナギの木とコラボさせた。
朝早い太陽はまだ弱く、緑色の自己主張がイマイチである。


29,3,25 連山と芽ぶきの大谷川1-3b.jpg
9. 同じ日の7:30 緑色がしっかりと役割を果たしている。
山の雪景色はほぼ満点である。

29,4,3 雪の連山芽ぶきの大谷川1-4b.jpg
10. 4月3日 緑が増えている。
連山の雪が、富士山のように白一色でないのは、樹木限界線の位置による。
ここから上では高木が育たないという樹木限界線。関東地区では海抜2400m前後にある。富士山では1000m以上も灌木やブッシュの荒れ地に雪が降るので、遠くから見ても白い掛け布団が良く見える。日光連山では、そんな荒れ地が50mくらいかなく、大部分は高木が支配する地帯である。そんな地帯では、地上に積もった雪が、枯れ枝に遮られて遠くからは掛け布団状には見えないのである。


29,3,25 連山と芽ぶきの大谷川2-4b.jpg
11. 3月25日の連山と大谷川。芽吹きのヤナギの木が、褐色に近い。

29,4,3 雪の連山芽ぶきの大谷川1-6 b.jpg
12.4月3日 たった1週間強のあいだに、向かって左半分に分布するヤナギの木々が、かなり緑色を強めている。
1日1日、眼に見えて緑が増える河川敷は、橋の上で周辺を見回す余裕のある通行人に、癒しと安らぎを与えている。
 
ちなみに、大谷川の河床がこんなに盛り上がって露出しているさまは、めったに見られない。大谷川の水量がいかに減少しているかを示している。









雪の連山と桜 [花風景]

各地からサクラ開花または満開の知らせが届いている。
ここ日光でも遅ればせながらサクラが満開である。

ナ、何っ! 日光でサクラが満開! 俺のところでも開花したばかりなのに!
宇都宮市の兄貴分たちが驚いていることだろう。

3日遅れのエイプリルフールではないが、ここで満開なのは河津桜だ。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ1-2b.jpg
1. 今年の連山は雪の日が多かったので、春山としては残雪が多い。
空にはタカが1羽悠々と飛んでいる。奥日光はタカが多い。
近景として暗赤色の木々が多数見える。これがサクラだ、といっても「嘘だ」と思う人が多いのかもしれない。河津桜の花は、少し離れるとこんな色に撮れてしまうのがちょっと残念である。


29,4,3 雪の連山 河津ザクラ1-5b.jpg
2. サクラというものは、遠くから見ても近くから見ても、何の疑問もなくサクラだ、といいきれるものがいい。河津ザクラはこの点において、大きなマイナス点を頂いてしまう。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ1-6b.jpg
3. 左の木のように、近くから見ると何の問題もないサクラなのだが、惜しい花である。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ1-7b.jpg
4. 連山は「我関せず」とばかり悠々と日光浴を続けている。nikkinのような燕雀カメラマンの嘆きを一顧だにしない。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ2-3b.jpg
5. さらに、この正面に見える白い壁。この壁が構図に入ってきて邪魔をする。
真正面に位置するのだからまさに処置なしである。
今市ロータリークラブが寄進、管理する(?)桜園であるが、カメラマンから見れば、設計段階で何とかしてくれるべきだった問題ではある。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ2-7b.jpg
6. この雪の量だから、2週間後に迫ったソメイヨシノの満開時にも、連山はサクラを引き立てる名脇役を演じてくれるだろう。楽しみである。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ3-1b.jpg
7. この枯れ草の荒野も手抜き管理とそしられてもいいわけが利かない。ファインダーに夢中になっていると躓いて転ぶこともある。サクラの園は、見物客あってのサクラの園なのだから、観客側に立った配慮も欠かしてほしくない。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ3-5b.jpg
8. それにしても雪の連山は見事である。河津サクラが写真ではこんな色に撮れる、という知識を持った人が計画に参加していたのだろうか。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ3-6b.jpg
9. 中央正面の白い壁を避けるために、カメラを左に寄せたり右に寄せたり…。
そのせいで男体山が居心地悪そうに見える。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ4-2b.jpg
10. 男体山を単独で撮るならば、こんな撮り方もあるが、またも他の白壁が邪魔をする。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ4-3b.jpg
11. 女峯山を撮ってもお邪魔虫が顔を出す。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ4-6b.jpg
12. このサクラ園には、不満の種が多すぎて困るのである。それとも、贅沢な不満というべきなのだろうか。

29,4,3 雪の連山 河津ザクラ6-1b.jpg
13. 雪の男体山と特急電車とサクラ。
不満を並べているうちに、男体山付近が曇ってきてしまった。
それ見たことか、と言われそうだ。
「知足」、足るを知ることも必要である。もっと修行を積もう。


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